月別アーカイブ: 2015年5月

近畿の4月景況感 4カ月ぶり悪化 民間調べ

近畿の4月景況感 4カ月ぶり悪化 民間調べ

帝国データバンク大阪支社が5月8日発表した近畿2府4県の4月の景気動向指数(「DI50」が「良い」「悪いの判断の境目」)は、前月より0.8㌽低い43.7だった。全府県で前月を下回り、4カ月ぶりに悪化した。全国10地域のうち9位で、全国(45.3)との格差は0.3㌽拡大した。

期日前投票者数10日間で13万人 都構想住民投票

期日前投票者数10日間で13万人 都構想住民投票

大阪市選挙管理委員会は5月8日、大阪市を廃止し5つの特別区に分割する「大阪都構想」の住民投票(5月17日投開票)の期日前投票者数が告示翌日から5月7日までの10日間で13万3184だったと発表した。投票の対象となる大阪市民約211万人のうち、約6.3%が投票を済ませた。

食料のムダ削減へ行動計画策定 G20農相会合

食料のムダ削減へ行動計画策定 G20農相会合

世界20カ国・地域(G20)農相会合は5月8日、生産から消費の過程でムダになる食料の削減に向けた努力を確認する共同声明を採択し、閉幕した。2050年の世界人口が90億人にまで増加するのを見据え、今後緊急の行動計画を策定、11月の首脳会合で決議する。
議長を務めたトルコのエケル農相は閉幕後の記者会見で「世界では8億人以上が飢餓に苦しむ一方、年間13億㌧もの食料がムダになっている」と警鐘を鳴らした。日本から出席した林芳正農相は「低温物流など食品の鮮度を保つために培った日本の技術が貢献できる」などと説明した。

GW昨年上回る人出で関西潤う 行楽地・商業施設

GW昨年上回る人出で関西潤う 行楽地・商業施設

今年のゴールデンウィーク(GW)期間中、関西では人出や売り上げが昨年を上回るレジャー施設や商業施設が多かった。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)では、映画「ハリー・ポッター」のエリアで最大3時間の待ち時間が発生、前年を大きく上回った。4月23日開業のブロック玩具「レゴ」がテーマの屋内施設「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」(大阪市)は、入場を1日2000人に制限し、予約客しか入れない日が続いた。
郊外の行楽地も人気で、遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)は4月29~5月6日に前年同期比28.9%増の7万5500人が訪れた。「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)では、2014年12月に生まれた双子のパンダ「桜浜(オウヒン)」「桃浜(トウヒン)」を見ようと、待ち時間90分以上と通常の土・日曜日の約3倍に及んだ。

観光客受け入れ検討会議が初会合 大阪府

観光客受け入れ検討会議が初会合 大阪府

大阪府は5月8日、府内を訪れる国内外の観光客の受け入れ体制を、有識者が協議する調査検討会議を設け、初会合を開いた。最近の外国人客の急増に伴い、宿泊施設の不足や交通機関の使いにくさなど浮き彫りになった課題を取り上げた。今後受け入れ体制整備策や、行政が整備策を実行するための財源について検討し、年内にも報告をまとめる。
今回は7人の委員が、大阪府市や経済団体が出資する大阪観光局の福島伸一会長を検討会議の会長に選んだ。

キュウリ 埼玉産の卸価格3割安 出荷量回復

キュウリ 埼玉産の卸価格3割安 出荷量回復

高値が続いたキュウリの価格が下がっている。東京・大田市場では埼玉産の卸価格(相対取引・中値)が5㌔1100円前後と前年同期比3割安い。生産地の天候の回復で、埼玉産は前年並みの出荷量を完全に回復したという。これから出荷時期を迎える東北の産地も生育が順調で、出荷増が見込まれる。
都内では店頭価格が5本130円前後と前年同時期と同程度の水準まで下がっている。国産野菜は天候不順で、大型連休前までは高値の品目が多かった。

メバチマグロ 乱獲深刻 中西部太平洋

メバチマグロ 乱獲深刻 中西部太平洋

水産総合研究センターは、日本漁船のメバチマグロの主要魚場である中西部太平洋で資源レベルが「低位」となり、しかも減少傾向にあるとの評価をまとめた。メバチマグロは、日本で刺し身用マグロとしては最も多く消費されている。高級トロの材料になるクロマグロだけでなく、比較的低価格のマグロでも乱獲が深刻化していることを示しており、今後漁獲量の削減を求める声が高まることは確実だ。

都構想論議に賛否両派の東京区長も参戦

都構想論議に賛否両派の東京区長も参戦

大阪市を廃止・解体して、5つの特別視を設ける「大阪都構想」をめぐり、モデルとなる東京23区の特別区長が、論戦に加わってきた。東京区長も賛成派、反対派の双方に分かれる。
賛成派の田中大輔中野区長は「教育や福祉で独自策を打ち出せる」との利点を挙げるが、一方で世田谷区の保坂展人区長は「特別区内の税収は都に入り、(財源が手薄で)固定資産を減免して福祉施設の誘致を進めたくてもできない」と都構想に疑問を投げかける指摘も。

水揚げし立ての海の幸味わって!沼津漁協が直営食堂

水揚げし立ての海の幸味わって!沼津市漁協が直営食堂

真アジの養殖で全国一を誇る静岡県沼津市の内浦地区に5月16日、地元の漁業協同組合直営の観光施設「いけすや」がオープンする。食堂や直売所を切り盛りするのは「チームIKS(いけす)」。40~70代の計7人のお母さんたちのグループで、目の前の海で水揚げされたアジを中心に、家庭の味を提供する。初年度は1万人の集客を目指す。
国や県、市の補助を受け、約9000万円を投じた平屋建ての「いけすや」の床面積は268平方㍍で、海側のテラスを合わせて100席の食堂スペースを持つ。アジづくしのメニューは800~900円台で丼やフライ、おつくり定食のほか、わさびの葉で巻いた押しずしなどの創作料理が並ぶ。