月別アーカイブ: 2015年9月

ジャムに適したイチゴ開発 アヲハタ・農研機構

ジャムに適したイチゴ開発 アヲハタ・農研機構

アヲハタは農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)九州沖縄農業研究センターと共同でジャムの製造に適したイチゴの新品種を開発した。従来に比べて果実が硬めで、加工の際に煮崩れしにくいのが特徴。大量栽培する手法を研究して10年以内に同社のイチゴジャムの原料として活用する。新品種は「夢つづき」と命名した。品種改良で果実を硬くする多糖類のペクチンという成分を多めに含むようにした。ジャムの見た目を左右する色素やアントシアニンも多めで、鮮やかな赤色を実現できるという。

ハナマルキ 30%減塩味噌 コク・うま味損なわず

ハナマルキ 30%減塩味噌 コク・うま味損なわず

味噌・醸造製品のハナマルキ(長野県伊那市)は9月、塩分を従来品に比べ約30%抑えた新商品を出す。国立医療機関から味噌では初めて減塩の商品の認定も受けた。味噌は塩分を少なくすると味噌らしい国やうま味がなくなるが、新たな配合で減塩を実現した。味噌では3年半ぶりのテレビCMを流すなど販促にも力を入れ、減塩に関心の高い消費者の需要を取り込む。
9月1日からだし入り味噌「かるしおおいしい減塩 だし入りみそ360g」(オープン価格だが、転倒想定は税別300円)など3品を順次販売する。3品で初年度6億円の売り上げを目指す。

9月前半 ダイコン、キャベツ2割超高 後半平年並みに

9月前半 ダイコン、キャベツ2割超高 後半平年並みに

農林水産省は8月28日、9月の野菜卸価格の見通しを発表した。消費量の多い14品目について、9月前半はダイコンやキャベツが平年より2割以上高くなるとしている。夏の天候不順の影響が残るためだ。9月後半は14品目とも平年並みの価格水準になりそうだ。
ダイコンは北海道で6月中旬以降に雨不足だったため生育が悪く、出荷量も平年を下回る見込みだ。キャベツは関東の産地で8月上旬にひょうが降った影響が出るとみている。

パナソニック生産効率化へ大阪・京都の照明2工場閉鎖

パナソニック生産効率化へ大阪・京都の照明2工場閉鎖

パナソニックは、照明器具を生産する大阪府枚方市と京都府八幡市の2工場を9月末に閉鎖する。他の国内工場に生産移管し、約10億円を投じて生産効率を高める。同社は2015年3月期でテレビや半導体など赤字事業のリストラにメドを付けた。次は照明、電池など利益率の低い事業のテコ入れを急ぐ。

食・科学などテーマに大阪で「学びのフェス2015」

食・科学などテーマに大阪で「学びのフェス2015」

企業などの出前授業が集まった「学びのフェス2015 in 関西」が8月29日、大阪市西区の大阪ガスショールーム「ハグミュージアム」で開かれ、親子連れら約700人が参加した。学びのフェスは毎日新聞東京本社で昨夏から3回開かれ、関西では初開催。今回はコカ・コーラウエスト、大和ハウス工業など18企業・団体が環境や科学、食などをテーマに授業した。りそな銀行は紙幣を正しく数える「札勘教室」を開き、子供たちは100万円分の練習紙幣で挑戦していた。