大阪市の待機児童4年ぶりに増加 申請9割が2歳以下
大阪市は5月26日、4月1日時点の待機児童数が前年度から56人増の273人と発表した。市全体の就学前児童数は減少しているが、保育ニーズの高まりにより、2歳以下の低年齢児の利用申し込みが増え、4年ぶりに増加に転じた。
1歳児が190人と最多で、0~2歳の低年齢児が246人と全体の9割を占めた。市は前年度に2013人分の利用枠を拡充したが、新規利用申し込みが前年より447人増えた。
新関空会社の最後の決算は最高業績 LCC誘致などが寄与
新関西国際空港会社が5月24日発表した2016年3月期連結決算は、売上高が前年同期比20%増の1,845億円、営業利益は同34%増の592億円、当期利益は同50%増の294億円といずれも過去最高を記録した。
同社は4月、関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権をオリックスなど計32社が出資した「関西エアポート」に移管しており、空港運営者としては最後の決算を最高業績で飾った。
インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加で、関空の総旅客数は過去最多の2,405万人(前年度比20%増)となった。LCC誘致による関空の利用料収入増や、第1ターミナルの免税店エリアを1.4倍に拡大したことなどが寄与し、商業事業が大幅に伸びた。
一方、期末の有利子負債残高は前年比455億円減の8,652億円となり、会社設立前の2012年3月末から1,410億円減らした。2017年3月末には7,339億円とさらに減る見込み。
中国・昆山展示会で19社・団体が大阪のモノづくりPR
環境保護や消費関連の製品・技術を紹介する展示会「中国(昆山)品牌産品進口交易会」が5月19~21日の3日間、江蘇省昆山市の花橋国際博覧中心で開催された。大阪府内に拠点を持つ19社・団体が26ブースを構え、大阪のモノづくりをアピールした。
同展には大阪府に関係する企業の中国ビジネス支援を行っている大阪府上海事務所が中心となり、会場に大阪企業団コーナーを設置。中国企業関係者らに3Dプリンターや工業用ロボット向けの部品、空気浄化装置などを紹介した。
中国メディアによると、同展示会には日本のほか、米国、ドイツ、韓国など42カ国・地域から約800社が参加した。
天神祭花火実行委が奉納花火の資金をネットで募る
天神祭花火実行委員会は、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで協賛金の募集を始めた。資金の減少で4,000発に落ち込んでいた奉納花火を5,000発に戻そうと昨年初めてインターネットで資金を募った結果、計画を達成。同規模の花火の継続に挑戦する。
今年は途絶えていた神事の復興も掲げており、呼び掛けにも一段と熱が入っている。募集は専用サイト「READY FOR(レディーフォー)」で行い、7月15日までに350万円集まれば達成となる。
資金提供者には、金額に応じて「大篝船」を描いたハンカチや、天神祭で登場する「御迎人形」の一つ「羽柴秀吉」を模した人形、間近で花火を楽しめる拝観席の券などを贈る。