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繁昌亭が9月から開業以来の値上げ 一般で500円高に

繁昌亭が9月から開業以来の値上げ 一般で500円高に

上方落語協会(桂文枝会長)は6月9日、天満天神繁昌亭(大阪市北区)の昼席の一般料金について、9月16日から現行の2500円(前売り2000円)を3000円(同2500円)に値上げすると発表した。2006年の開業以来、値上げは初めて。
協会によると、消費増税や物価の上昇で繁昌亭の維持費などがかさんだほか、協会会館(同区)の運営費も上昇。協会の2014年度決算が赤字になったため、値上げを決断したとしている。65歳以上は2000円を2500円に、身体障害者と高校・大学生は1800円を2000円に値上げする。小中学生の1500円は据え置く。

国産加工用コメ「特定米穀」に先高観

国産加工用コメ「特定米穀」に先高観

味噌や米菓用に使う粒の小さいコメである「特定米穀」に先高観が出ている。輸入米に対する割安感が出たことで、味噌メーカーなどが使用を増やしているためだ。秋に収穫する2015年産は主食用米の生産調整(減反)を強化している。このため、特定米穀の発生量が減るとの見方も強まっている。

栃木産完熟イチゴ ベルギーの味覚コンテストで入賞

栃木産完熟イチゴ ベルギーの味覚コンテストで入賞

宇都宮大学は、同大学の技術で欧州へ輸送した栃木県産の完熟イチゴが、ベルギーの味覚コンテストで入賞したと発表した。イチゴは欧州までの約9000㌔㍍の長距離輸送に耐え、美しい外観や新鮮な食感を保ったことが評価されたという。
同大が開発したのはイチゴを個別に包装する容器「フレシェル」を中心とした輸送関連技術だ。50~80㌘の大粒のイチゴを容器内に固定、輸送中に果実が容器に触れないため、見た目や味を損なわないようにした。

「日本酒」を純国産に限定 海外展開後押し狙う

「日本酒」を純国産に限定 海外展開後押し狙う

国税庁は、外国産の清酒との違いを際立たせるために、国産のコメを使って国内でつくられた清酒だけを「日本酒」として販売できるようにする方向で検討していることが6月9日分かった。純国産に限定することで、日本酒のブランド力を高め、海外展開を後押しする狙いがある。
日本酒にはこれまで明確な定義がなかった。国税庁は年内にも、純国産の清酒だけを日本酒として、世界貿易機関(WTO)でうたう「地理的表示」に指定する方向で調整している。地理的表示への指定が他国でも認められれば、WTO加盟国には純国産の清酒以外は、日本酒として販売しないよう求めることができるようになる。

5月近畿の企業倒産8%減 過去25年間で最少

5月近畿の企業倒産8%減  過去25年間で最少

東京商工リサーチは6月8日、近畿2府4県で5月に倒産した企業(負債額1000万円以上)の件数は前年同月比8.0%減の185件で、5月としては過去25年間で最少だったと発表した。負債総額は11.4%増の304億円だった。
負債総額が増加したのは奈良県などが出資する第三セクター奈良県林業基金(奈良市)が約105億円の負債を抱え、民事再生法の適用を申請したため。
府県別の倒産件数は、京都、兵庫、奈良の3府県が前年同月に比べ増加。大阪府と滋賀県は減少し、和歌山は変わらなかった。

長野・伊那食品 寒天材料の食べられるフィルム本格生産

長野・伊那食品 寒天材料の食べられるフィルム本格生産

寒天製造の伊那食品工業(長野県伊那市)は、寒天を材料にした食べられるフィルムを11月にも本格生産する。伊那市内に延べ床面積約7000平方㍍の新工場を建設。専用の生産設備も導入する。投資額は20億円超を見込む。
生産するフィルムは無味でお湯に溶ける性質を持つ。弁当などで食材の間仕切りに使ったり、水分の多い食材を包んで天ぷらにしたりできる。樹脂製フィルムの代わりになり、ごみを減らせるという。

宇都宮市こいしや食品 DHCと女性向け豆腐開発

宇都宮市こいしや食品 DHCと女性向けに豆腐開発

大豆製品製造のこいしや食品(宇都宮市)は、食べきりサイズの豆腐にオリーブオイルの調味料をセットにした商品をDHCと共同開発した。調味料は美肌効果が期待できるヒアルロン酸を入れた。食の安全や健康への意識が高まっていることを受け、若い女性の需要を掘り起こす。70㌘入り108円。すでにコンビニエンスストアのポプラやコミュニティ・ストアでの販売が決まっており、今後大手ドラッグストアなども販路開拓する。

府市両議会に自民が「大阪会議」修正案提出へ

府市両議会に自民が「大阪会議」修正案提出へ

自民党の大阪府議団と大阪市議団は6月8日、「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の設置条例案について、府市両議会に修正案を提出する方針を決めた。大阪会議は府と大阪市、堺市が二重行政の解消などを協議する枠組みだが、他会派から「3府市の予算編成権などを侵害し、違法性がある」との指摘が出ていた。大阪維新の会も設置に前向きといわれ、修正案は今週の両議会で可決する公算が大きい。

空襲の悲惨さを伝えよう! 利用客と千羽鶴イベント

空襲の悲惨さを伝えよう!利用客と千羽鶴イベント

太平洋戦争時の空襲では大阪市内を走る路面電車も大きな被害を受けた。大阪市交通局は戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えようと、地下鉄心斎橋、梅田、なんばの3駅で、6月7日から7月19日までの毎日曜日、利用客に千羽鶴を折ってもらうイベントを実施する。
7日、心斎橋の会場では、親子連れなどが立ち寄り、色とりどりの鶴を折る姿が見られた。これらの千羽鶴は8月5日に大阪市内で行われる戦没者追悼式などへ献納するという。
大阪市交通局によると、太平洋戦争末期の度重なる空襲で、車両工場や車庫、車両などが焼け、壊滅的な被害を受けた。また、1945年3月の大阪大空襲の時には地下鉄で被災者を乗せた「救援電車」が走ったといわれる。

京の「食」文化 ミラノから発信 京都ウィーク

京の「食」文化 ミラノ万博から発信 京都ウィーク

京都府、京都市、京都商工会議所は6月7日、イタリア・ミラノで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で、京都の食文化や伝統工芸をアピールする「京都ウィーク」を、日本館を会場に始めた。11日までの5日間、京料理の実演や日本酒、日本茶の試飲などで京都を広く発信する。
オープンイベントで山田啓二知事、門川大作市長、立石義雄京商会頭らが”たる酒”の鏡開きをし、京都産の酒米「祝」を使用した日本酒を来場者に振る舞った。宮川町の芸舞妓も舞を披露し、会場を華やかに彩った。期間中、館内で日本食レストランを運営する美濃吉(京都市東山区)の料理人が、だしの取り方などを実演する。