日本マクド3月売上高29%減 14カ月連続マイナスに
日本マクドナルドホールディングスが4月8日発表した3月の既存店売上高は前年同月比29.3%減となり、14カ月連続で前年実績を下回った。2014年夏の期限切れ鶏肉の使用問題に加え、商品への異物混入問題の影響で家族連れが戻らず、業績低迷が続いている。売上高の落ち込み幅は2001年の上場以来、15年1月の38.6%に次ぐ2番目の大きさとなった。客数も23.5%の大幅なマイナスだった。
糖尿病の”引き金分子”をマウスの実験で発見 阪大チーム
大阪大の研究チームは4月6日、脂肪組織に慢性の炎症を引き起こし、糖尿病など生活習慣病の原因となる分子を、マウスの実験で発見したと発表した。この分子の働きを妨げると、太らせても糖尿病は軽度に抑えられたという。論文は7日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
研究チームは慢性炎症の「最初の引き金」を探るため、マウスに高脂肪、高カロリーの餌を与え続ける実験を行った。8週間後に体重が通常の2倍になり、糖尿病が発症したが、体重が増える前の1週間後から、免疫に関するS100A8というたんぱく質が脂肪組織内に多く出ていることが分かった。このたんぱく質は炎症に関わる免疫細胞を活発にする働きがあり、研究チームは慢性炎症の引き金とみている。高脂肪、高カロリーの餌を与えると同時に、S100A8の抗体を週2回注射すると、糖尿病の発症は軽く抑えられたという。