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日航が8年半ぶりに関空~ロサンゼルス線再開

日航が8年半ぶり関空~ロサンゼルス線再開

日本航空は3月20日、関西国際空港とロサンゼルスを結ぶ路線の運航を再開した。燃料高などによる採算悪化を理由に2006年9月に運休して以来、8年半ぶりの再開。欧米路線が手薄の関西国際空港で、経済界が要望してきた路線で次に目指すロンドン路線実現するかどうかは、この関空~ロス線がビジネス客をはじめどれだけ利用され、軌道に乗せられるか否かにかかっている。

ジャガイモ卸価格 鹿児島産8割高 天候不順で入荷量減

ジャガイモ卸価格 鹿児島産8割高  天候不順で入荷量減

2015年産ジャガイモの卸価格が高い。東京・大田市場では鹿児島産の卸価格(相対取引・中値)が、10㌔当たり4300円程度と前年同期に比べ8割高い。1~2月に雨が不足して生育が滞った。市場には北海道で昨年収穫し貯蔵されたものと、鹿児島県で今年収穫した新物が多く出回る。鹿児島産の東京市場への入荷量は前年同期に比べ2割少ない。しかも、今年は小玉が多い。2月下旬からは逆に雨が多く、収穫が滞っている。こうした状況を反映し、東京都内の青果店では1玉当たり30~40円程度で前年に比べて3~4割高い。

関経連 政府の「国土形成計画」に関西経済界の見解を提言

関経連 政府の「国土形成計画」に関西経済界の見解を提言

関西経済連合会は3月19日、政府が今後10年の国づくりの指針となる「国土形成計画」を策定するのに合わせ、関西経済界として独自の要望などを盛り込んだ政策提言を発表した。この骨子は、長年指摘されているものの一向に解消への道筋が見えない、東京一極集中の是正や、リニア中央新幹線の大阪までの全線同時開業など。同連合会はこの提言を、同日付で国土交通省などに郵送した。

そばの値上がり広がる 中国生産地で他作物への転作進む

そばの値上がり広がる 中国生産地で他作物への転作進む

飲食店などでそばの値上がりが広がっている。原料の中国産ソバの実の生産が減少、天候不順の影響も大きい。最も大きな要因は中国生産地で、ソバより利益の出る別の作物への転作が進み、栽培面積自体が減っていることだ。こうした状況を受け中国産ソバの卸価格は、前年比で3割程度上がり4年ぶりの高値水準にある。国産ソバは北海道が天候不順だった影響で、14年産の生産量が4年ぶりの低水準となっている。

不二製油 京大と大豆食品の共同研究・開発

不二製油  京大と大豆食品の共同研究・開発

油脂大手の不二製油は、京都大学と大豆食品の共同研究を始める。4月から同大学大学院農学研究科に共同研究講座を開設する。京大の風味改良技術や、健康に役立つ成分を増やす研究などを生かして、新素材の開発を目指す。共同研究の期間は3年間を予定。

料理・食材に合う塩選びはソムリエにお任せを!

料理・食材に合う塩選びはソムリエにお任せを!

「雪塩」ブランドで塩を製造するパラダイスプラン(沖縄県宮古市)は3月20日、新装オープンする大阪・なんばパークスに塩専門店「塩屋(まーすや)」を開設する。関西初の店舗となる。沖縄の塩をはじめ国内外の塩を300種類以上を集め、専門家の「ソルトソムリエ」が料理や食材に合う塩選びを手伝う。食用だけでなく浴用などの商品もそろえる。店舗の敷地面積は約68平方㍍。沖縄県外では東京都内の2店に次ぐ3店目となる。

近畿2月の貿易赤字362億円 2カ月連続

近畿2月の貿易赤字362億円  2カ月連続

大阪税関が3月18日発表した2月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、362億円の赤字(前年同月は508億円の黒字)だった。赤字は2カ月連続。中国から春物衣料の輸入が大幅に伸びた。スマートフォン関連部品の増産で半導体製造装置の輸入も増えた。輸出額は前年同月比2.5%増の1兆2425億円、輸入額は同10.1%増の1兆2768億円。

「都構想で公開討論を」必要性を指摘 大商会頭

「都構想で公開討論を」必要性を指摘  大商会頭

大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は3月20日、大阪都構想について「何がいいところか悪いところか、正直よく分らない。公開討論ではっきりさせていく、ということをしたらいい」と述べ、5月17日の住民投票前に賛成派、反対派による公開討論会を実施する必要性を指摘した。

大阪広告協会賞にUSJ運営のユー・エス・ジェイ

大阪広告協会賞にUSJ運営のユー・エス・ジェイ

大阪広告協会は第58回大阪広告協会賞にテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営するユー・エス・ジェイを選出した。活発な広告宣伝活動や新エリア「ハリー・ポッター」の開発で、国内外からの来場者を増やし、大阪の経済に貢献したことが評価された。

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入

キリンビールに続き、サッポロビールがクラフトビール事業の参入計画を発表した。キリンは3月18日東京・代官山と横浜の直営ブルワリー店舗を通じて展開するクラフトビール事業「SPRING VALLEY BREWRY」の内容を公表した。直営店舗では6種類の通年商品や期間限定のクラフトビールを1杯680円前後の価格で提供すると同時に、ホップや果実にビールを通して香りや味付けするカスタマイズビールも提供する。横浜店舗は3月25日、代官山店舗は4月17日オープンする。

サッポロビールは2014年末に設立した専門子会社、ジャパンプレミアムブリューが第1弾商品「Craft Label 柑橘香るペールエール」の製造をサッポロビール那須工場に委託。第1弾商品は5月26日に首都圏のサッポロライオン23店舗で先行販売、6月9日からサッポロビールのネットショップでも販売する。

クラフトビールはもともと、各地の中堅・中小企業がそれぞれのこだわりや特徴を前面に打ち出した、いわば手づくり感覚の地ビールだ。それを大手のナショナルブランドを持つビールメーカーが参入するというもの考えれば奇妙な話だが、それほどまでに業界全体のビール需要が減少傾向をたどり、立て直し策が見えない現状があるのだ。