日航が8年半ぶり関空~ロサンゼルス線再開
日本航空は3月20日、関西国際空港とロサンゼルスを結ぶ路線の運航を再開した。燃料高などによる採算悪化を理由に2006年9月に運休して以来、8年半ぶりの再開。欧米路線が手薄の関西国際空港で、経済界が要望してきた路線で次に目指すロンドン路線実現するかどうかは、この関空~ロス線がビジネス客をはじめどれだけ利用され、軌道に乗せられるか否かにかかっている。
ビール大手が相次ぎクラフトビール事業に参入
キリンビールに続き、サッポロビールがクラフトビール事業の参入計画を発表した。キリンは3月18日東京・代官山と横浜の直営ブルワリー店舗を通じて展開するクラフトビール事業「SPRING VALLEY BREWRY」の内容を公表した。直営店舗では6種類の通年商品や期間限定のクラフトビールを1杯680円前後の価格で提供すると同時に、ホップや果実にビールを通して香りや味付けするカスタマイズビールも提供する。横浜店舗は3月25日、代官山店舗は4月17日オープンする。
サッポロビールは2014年末に設立した専門子会社、ジャパンプレミアムブリューが第1弾商品「Craft Label 柑橘香るペールエール」の製造をサッポロビール那須工場に委託。第1弾商品は5月26日に首都圏のサッポロライオン23店舗で先行販売、6月9日からサッポロビールのネットショップでも販売する。
クラフトビールはもともと、各地の中堅・中小企業がそれぞれのこだわりや特徴を前面に打ち出した、いわば手づくり感覚の地ビールだ。それを大手のナショナルブランドを持つビールメーカーが参入するというもの考えれば奇妙な話だが、それほどまでに業界全体のビール需要が減少傾向をたどり、立て直し策が見えない現状があるのだ。