KNT-CT HD 観光農園、農産品流通事業に参入
KNT-CTホールディングス(HD、東京都千代田区)は11月14日、農業法人和郷(千葉県香取市)と業務提携し、グループの近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)の拠点網を通じ、和郷が所有する農園リゾートによる「観光農園事業」や「農業ビジネス促進支援事業」に参入すると発表した。ホテルや飲食店にカット野菜を販売、和郷には農産品の輸出先をあっせんする。和郷は千葉県内約90戸の生産農家からなる農事組合法人「和郷園」の農産物販売を主幹事業としている。
道頓堀川を「泳げるぐらいの川に」高度濾過技術を導入
大阪市は11月14日、道頓堀川などへの下水排出を止め、中浜下水処理場(大阪市城東区)に高度な濾過技術を導入すると発表した。橋下徹市長は「泳げるぐらいの川にしたい」と意気込んでおり、京都の鴨川と同程度、渓流にいるヤマメなどが生きられる水質の実現を目指すという。大阪市内では現在、処理能力の問題から一定量の雨が降ると薄まった汚水の一部を川に排出、汚れの一因となっている。
水質時浄化のため市は「平成の太閤下水」と名付けた下水道管(約4.7㌔)を新設。今年度末までに供用を始め、汚水をためて下水処理場に送る。老朽化した中浜下水処理場は改修し、細菌などを分離する濾過膜を処理槽に設置。透明度が高くて大腸菌ゼロの下水にし東横堀川に送る。施設は平成32年度完成を目指す。
三越伊勢丹の名消える「 ルクア1100(イーレ)」に
JR西日本SC開発は11月13日、JR大阪駅ビルの百貨店「JR大阪三越伊勢丹」の来春の改装後の名称を「ルクア1100(イーレ)」とすると発表した。百貨店部分は従来の4割に縮小し、幅広い価格帯の専門店約150店が入る。隣接する専門店街「ルクア」と合わせて「ルクアOSAKA」と総称する。新名称は専門店街の「専(千)」と百貨店の「百」を合わせ、ドイツ語で「あなたの」を意味する「イーレ」と読ませる。
ルクアの対象は20代後半~30代前半だが、イーレは30~40代を中心に幅広い男女の取り込みを図る。専門店には関西初出店の高級セレクトショップ「ナノ・ユニバース ライブラリー」やファストファッション大手の「フォーエバー21」などが入る。