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ご飯のおいしさ保つなら「冷凍保存」がお薦め

ご飯のおいしさ保つなら「冷凍保存」がお薦め

大阪ガスと子会社のKRI(京都市下京区)は共同で、ご飯のおいしさが低下する老化の程度をX線回折で明確に定量評価する技術を開発した。炊飯後に、冷凍庫、冷蔵庫、室温で1日間保存し測定したところ、冷蔵庫保存の老化は室温保存の2倍以上進んだが、冷凍保存はほとんど老化しないことも分かった。

人による食味の官能試験とは異なる客観的な評価方法として、おいしいご飯の炊き方や老化の抑制ほかのでんぷん系食品への応用を図る。

ご飯の結晶構造であるでんぷんをX線で回折し、炊飯直後と保存日数後の結晶構造を数値として検出することで、老化の程度を調べた。

外国人観光客のタクシー利用促進へタクシー業界が諸施策

外国人観光客のタクシー利用促進へタクシー業界が諸施策

関西の産学官で構成する大阪インターナショナルタクシー創設委員会は、外国人観光客のタクシー利用促進策を今冬から順次始める。「指差し外国語シート」の配備・案内板などハード面の環境整備、外国語を話せる運転手の認定・登録制度、外国人観光客へのアンケートなどに取り組む。

タクシー利用時の会話を英語・中国語・韓国語で表記した「指差し外国語シート」を各タクシー協会に所属する全車両1万6700両に備える。これは大阪府内の87.9%にあたる。タクシー利用のニーズ把握に11月の3日間、関西国際空港などで訪日外国人150~200人に15項目のアンケートも行う。

テーブルマーク パックご飯に「魚沼産コシヒカリ」

テーブルマーク  パックご飯に「魚沼産コシヒカリ

テーブルマークは電子レンジで温めるだけの「パックご飯」で、ブランド米使った高付加価値品を展開する。魚沼産コシヒカリを使い、価格が通常商品の3倍超のプレミアム商品通販限定で発売。熊本産のブランド米を使った商品も小売店で販売する。パックご飯は、シニア層や単身者を中心に需要が伸びている。

道頓堀のグリコサイン 6代目はLED使用で多彩な演出

道頓堀のグリコサイン 6代目はLED使用で多彩な演出

江崎グリコは10月23日、6代目となる大阪市中央区の道頓堀の大型看板を点灯した。名称を「グリコサイン」とし、従来のネオン灯から発光ダイオード(LED)に変更。LEDチップ約14万個を使用し、多彩な映像演出を行う。毎日18時に点灯、24時に消灯する。シンボルの陸上選手の「ゴールインマーク」を中央に配置。背景部分は青空と青い陸上トラックのデザインを基本に、色の変化やアニメーションなどの演出ができる。

常陸牛 ベトナムに初輸出 高級レストランで提供

常陸牛   ベトナムに初輸出  高級レストランで提供

常陸牛振興協会(茨城県茨城町)は茨城県などと協力し、高級和牛の「常陸牛」を初めて輸出する。ベトナムのレストランで10月下旬から提供を始める。都内で食肉に処理した常陸牛を、首都ハノイの「シェラトン・ハノイ・ホテル」内の高級レストランに、商社経由で納入する。レストランでのメニューはステーキなどを予定しているという。

築地ブランド アジアに発信 和食ブーム追い風

築地ブランド  アジアに発信  和食ブーム追い風

築地市場(東京都中央区)の仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合が10月24日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で輸出拡大を目指す計画を発表した。和食への高まりを背景に、マグロやブリなど”日本産”水産物をアジアに売り込む。同組合が海外市場の情報提供やPRを行い輸出手続きをサポートする。15年1月にはベトナムで食品会社の担当者を集めるほか、現地のバイヤーも築地に招く。

農林水産省によると、アジアの日本食レストランは2013年で約2万7000店と3年前の1.7倍。ジェトロの調査では和食の無形文化遺産登録も追い風となって、日本料理は東南アジアなどで「好きな外国料理」の1位となっている。

G-7 HD 11月にベトナムでカレー専門店開業

G-7HD   11月にベトナムでカレー専門店開業

フランチャイズチェーン(FC)加盟店として自動車用品店「オートバックス」などを展開する、神戸市に本社を置くG-7ホールディングスは11月にベトナムにカレー専門店を開く。日本で普及している味付けによるカレーを提供する。うどんやラーメンといった日本食の普及が現地でも進んでいるのを踏まえ、十分集客が見込めると判断した。

カレー店は、9月に設立した現地子会社「G-7ベトナム ビンズオン」を通じ、ビンズオン省のイオンモールに開く。G-7HDは、カレー店は神戸市でまだ試験的に1店しか運営しておらず、海外に出店するのは初めて。1号店の店舗面積は107平方㍍で、40席を置く。野菜やコメなど主な具材は現地で調達する。価格は平均290円前後に設定。甘口から辛口まで揃える。

植物と真菌類が根で共生する構造解明 京大大学院など

植物と真菌類が根で共生する構造解明  京大大学院など

京都大学大学院人間・環境学研究科の東樹宏和助教らの研究グループは、植物とキノコやカビなどの真菌類が根で共生する構造を解明した。特定の植物種としか共生しないものや、解析した植物種の大半と共生する真菌類があったという。今後、真菌種の役割を評価する技術を開発し、生物種同士の複雑なネットワーク構造を調べる手掛かりにするのが狙い。

東樹助教らは、生物名をDNAに基づいて特定する手法「DNAバーコーディング」を用いて、植物間で真菌類が共有されているか調べた。こうした複雑な関係性を解明すると農地での植物種を育成する際、共生ネットワークをどのように構築しているかを効率的に解明できるとみている。

今回の研究はブラジルのサンパウロ大学、デンマークのオーフス大学、米カリフォルニア大学などと共同で実施。成果は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

ヨーグルトから乳酸菌を抽出 東京工科大が成功

ヨーグルトから乳酸菌を抽出  東京工科大が成功

東京工科大応用生物学部の西野智彦准教授らは、ヨーグルトの塊から乳酸菌を生きたまま分けることに成功した。原料の脱脂粉乳由来のカゼインを密度勾配遠心分離法で除き、条件を調整し、菌をを100%回収できた。これにより実際のヨーグルト中の乳酸菌による特性研究の進展などが見込まれる。

乳酸菌は研究室の培地で培養して研究するのが一般的。しかし、市販ヨーグルトは牛乳の脱脂粉乳を原料に乳酸菌で発酵させてつくられる。ただ、今回は密度勾配をつくる試薬を活用した遠心分離で密度の低いカゼインを除き、密度の高い乳酸菌を取り出した。

11/2 難波宮跡で「四天王寺ワッソ」東アジアの交流再現

11/2 難波宮跡で「四天王寺ワッソ」東アジアの交流再現

古代の大阪と東アジアの交流を再現する祭典「四天王寺ワッソ」が11月2日、大阪市中央区法円坂の難波宮跡で開かれる。百済や新羅の使節団に扮して約1000人が練り歩く「巡行」では、1400年前の歴史絵巻を再現。豊作を祈る韓国の農楽、中国の獅子舞など演舞の競演も見どころ。  出演はタレントの浜村淳さん、モデルのアンミカさんら。唐の高僧・鑑真が主人公の歴史劇が会場を盛り上げ、屋台や物産展も並ぶ。午前10時半~午後5時。入場無料。