関空の14年冬期の国際線が最多 LCC比率も最高に
新関西国際空港会社は10月22日、関空の2014年冬期(10月26日~15年3月28日)の国際線の運航計画を発表した。ピークとなる15年3月の発着数は週926.5で、夏期を含めて過去最多になる。これまでは14年夏期実績の916便が最も多かった。香港、マカオを含めた中国方面の就航都市数は夏期の21から23に増え、週276便と過去最高となる。国際線のうち格安航空会社(LCC)の比率は22.4%とこれまでで最も高い。
阪急電鉄 梅田に起業家支援施設 投資家とのマッチングも
阪急電鉄は10月23日、大阪・梅田で11月下旬、起業家支援施設を開設すると発表した。ベンチャー支援のサンブリッジグローバルベンチャーズ(東京都渋谷区)と提携し、税理士や公認会計士らからアドバイスを受けられるようにするほか、投資家とのマッチングも支援する。関西の鉄道会社で起業家支援事業を手掛けるのは初めて。
支援施設「GVH #5」は阪急梅田駅から徒歩約2分の場所にある「阪急ファイブアネックスビル」内に開設。2フロアあり合計面積は300平方㍍強のインターネットの接続環境やプリンターなどを抱え、執務スペースやラウンジ、会議室、個室ブースなども設ける。
関空外国人客が邦人超え 国際線上期321万人と過去最多
新関西国際空港会社が10月20日発表した2014年4~9月期(上期)の運営概況(速報値)によると、関空国際線の外国人旅客数は約321万人(前年同期比31%増)となり、日本人旅客数(5%減の約317万人)を初めて上回った。格安航空会社(LCC)の増便や外国人客の誘致活動の成果が出て、アジアからの観光客が増えた。
1994年の関空開港以来、半期で外国人国際線旅客数が300万人を超えたのは初めて。これまでは13年度の下期の約251万人が最多だった。上海が拠点の中国のLCC、春秋航空の就航などで中国や韓国、台湾、香港からの観光客が伸びた。日本人旅客数は円安などの影響で、12年度下期から前年同期を下回っている。