淡路産タマネギの商品開発に出資 ひょうごファンド
みなと銀行などが設立した農林水産省の6次産業化を支援する「ひょうご6次産業化ファンド」は、淡路島産タマネギを使った新商品開発・販売を手掛ける特産野菜ネット(兵庫県南あわじ市)への出資を決めた。同ファンドの第1号案件で、出資額は4000万円。同ファンドが特産野菜ネットの株式を取得する。同社は淡路島産野菜を乾燥させた加工食品の全国販売に向けた体制を整備する。
「ひまわり8号」活用し農作物への自然災害防ぐ
農林水産省は内閣府や気象庁と共同で2015年度から、高精度の気象情報に基づく栽培管理支援や気象災害回避システムの開発に取り組む。HⅡAロケットで打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり8号」では、1㌔㍍四方から500㍍四方の精密画像提供が可能になるほか、30分に1回だった画像提供頻度を最短で2分半にできるなど情報精度が飛躍的に高まる。この能力を生かし台風や大雪、竜巻などへの対策を万全にし、被害を最小限に食い止める。
15~17年度をメドに、メッシュ化した気象情報や気象災害対策情報を全国に配信するシステムの試作品を開発。19年度までに数週間先までの気象情報と対策情報を継ぎ目なく提供できるようにし、各地域や作物品種に対応した高温障害と冷害の予測技術、気象対応型栽培管理技術を開発する。
スシローが都心部で新業態の”回らない”すし店展開へ
回転ずし最大手のあきんどスシローは回転レーンのないすし店の展開を始める。2015年1月中旬に東京・中目黒に1号店を出し、15年9月期中に都内に数店を開設する計画。この回転レーンのない、新業態の単価が高い寿司を提供するのは「ツマミグイ」で、小型で、従来までの既存店では空白区だった都市部の客を取り込む。
新業態「ツマミグイ」の1号店は店舗面積115平方㍍程度で、従来のスシローの4分の1ほど、席数は約60ですべてテーブルとなる。ツマミグイでは1カン100~350円のすしのほか、ビュッフェ形式での提供やワインなど新メニューを揃える。夜の客単価はアルコール込みで3500円程度とする。