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関西圏事業計画を国家戦略特区諮問会議が認定

関西圏事業計画を国家戦略特区諮問会議が認定

政府は9月30日、国家戦略特区諮問会議を開いた。戦略特区に指定した6地域のうち、京都、大阪、兵庫の3府県で構成する「関西圏」と、福岡市の規制緩和策などを盛り込んだ事業計画をそれぞれ認定した。計画認定は関西圏は初めてで、福岡市が2回目。

政府が認定した関西圏の計画では、保険診療と保険外の自由診療を併用する「混合診療」の拡充のほか、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った網膜再生治療をはじめとする医療技術の実用化に向けて、2017年度に神戸に眼科病院を開設する。

「すき家」1167店が深夜休業 人手不足解決できず

「すき家」1167店が深夜休業 人手不足解決できず

牛丼チェーン「すき家」を采井するゼンショーホールディングス(HD)は9月30日、10月1日からすき家の全店舗の約6割にあたる1167店で、午前0時から午前5時までの深夜営業を当面休止すると発表した。すき家は深夜、1人で接客や調理を担当する「ワンオペ」など、過酷な労働環境が表面化。外部有識者でつくる第三者委員会の提言を受け、「ワンオペ解消」を目指したが、人手不足を解決できず、現在、24時間営業している1843店のうち、約6割にあたる1167店の店舗で深夜営業が困難と判断した。

「特定米穀」14年産供給量が増加見込みで一段安

「特定米穀」 14年産供給量が増加見込みで一段安

米菓や味噌の原料に使うコメの「特定米穀」が一段と値下がりしている。2012年産の価格高騰で需要が減退した影響が尾を引いているうえ、14年産は供給量が増加するとの見通しが出ているためだ。輸入米から原料を切り替える動きも一部で出ているが、価格を押し上げるほどではない。

特定米穀は主食用に向かない粒の小さいコメを指す。13年産の特定米穀の取引価格は現在1㌔45円前後(無選別品)。1年前の出回り始めは90円程度だったが、ほぼ半値に落ち込んだ。12年産の主食用米が高値となった時に発生した、外食店などの代替需要が一巡したのに加え、米菓メーカーなどが輸入米の使用比率を高めたことも影響している。

ミニストップが初のアルコール飲める店舗開設

ミニストップが初のアルコール飲める店舗開設

コンビニエンスストア大手のミニストップは9月29日、輸入ワインやビール、カフェメニューなどを揃えた食料品店「Cisca(シスカ)日本橋本町店」を東京都中央区に開設する。イートインコーナー併設し、同社の店舗では初めて店内でアルコールを飲めるようにする。年内にはさらに数店舗出し、多店舗展開していく計画だ。この新しい業態の店舗の売り場面積は約90平方㍍と通常のコンビニよりも狭いが、イートインコーナーを17席設けている。平日は午前7時から午後10時まで。商品数は1200品目で、コンビニの4割程度となるが、約200品目は輸入ワインやビールなどでアルコール類を充実させる。

サークルKサンクスが新スタイルの調理麺を発売

サークルKサンクスが新スタイルの調理麺を発売

サークルKサンクスは9月30日から、新スタイルの調理麺「レンジでスチーム」シリーズを発売する。新採用の特殊な容器に麺や野菜が入っており、電子レンジで温めて生野菜から出る水分でスチーム調理ができる。簡単調理で時間短縮にもなる。「1日1/3野菜のちゃんぽん」「野菜100gのピリ辛チゲうどん」など2~4品目を発売し、価格は450円(消費税込み)。今後順次シリーズを拡充していく。

コロワイドHDがレインズを完全子会社化

コロワイドHDが レインズを完全子会社化

コロワイドホールディングス(HD)(横浜市西区)は、焼肉店「牛角」を運営するレインズインターナショナル(横浜市西区)の株式を2015年2月16日付で追加取得し、完全子会社化する。現在は約67%保有しており、残りの株式をファンドや創業者から買い取る。取得額は非公表としている。コロワイドは、苦戦している居酒屋事業を補うためレストラン事業を強化しており、レインズとの連携を深める。

生産調整の対象外で高級酒用の酒米の増産傾向明確に

生産調整の対象外で高級酒用の酒米の増産傾向明確に

全国で純米吟醸酒など高級日本酒の原料となる酒米(酒造好適米)の生産が増えている。高級酒の販売が好調な酒造会社が購入量を増やしているため、出荷量は2010年を底に増加に転じ、14年も伸びる見通しだ。14年度から酒米の増産分は生産調整(減反)の対象外となったのも追い風となっている。生産量も供給過剰が続く主食用米から、当該生産者も酒米に生産の軸足を移し始めた。

代表的な酒米「山田錦」の生産量で全国の7割を占める兵庫県。作付けしやすくなった今年は1万9000~2万㌧と、昨年より最大17%増える見通しだ。山口県では今年14カ所で酒米の試験栽培が進められている。岩国市の山口東農業協同組合は山田錦や県独自の「西都の雫(しずく)」を栽培中だ。同県のJAグループは今年の収穫量を昨年比3割増の320㌧と見込んでいる。京都府でも府内産の「祝」の生産が増加。収穫量は5割増の418㌧になる見通しだ。

農林水産省によると、酒米の検査数量は6万5000㌧だった2010年を底に増加に転じている。13年は7万5000㌧、そして14年産はさらに増えるとの見方が強い。

養殖ブリ 入荷量少なく卸値2割高 東京・築地

養殖ブリ 入荷量3~4割少なく卸値2割高 東京・築地

養殖ブリ(ハマチ)の高値が続いている。東京・築地市場への入荷量は前年同期に比べ3~4割少なく、卸値は1㌔当たり950~1000円と同2割高い。昨春、養殖池に入れた稚魚の量が少なかったためだ。2年前に高値による需要減少や天然物の増加で卸値が下がったのを受け、池に入れる稚魚の量を減らす動きが広がったことが背景にある。

ブリは養殖物が生産量の6割程度を占めるが、近年は天然物の水揚げも多い。養殖ブリは春に日本近海で稚魚を漁獲し、池に入れて1年半程度育てて出荷する。

奈良・平城宮跡で奈良時代の皇族らの宴「観月会」を再現

奈良・平城宮跡で奈良時代の皇族らの宴「観月会」を再現

奈良市の平城宮跡・東院庭園で9月27日夜、奈良時代の皇族らの「宴(うたげ)」を再現する「観月会(え)」が開かれた。招待客約130人が当時の食べ物を楽しむなどし、貴族文化の雰囲気を体験した。同市の奈良文化財研究所が企画し、古代のチーズとされる「蘇(そ)」や、濁り酒「白酒(しろき)」などを用意。参加者は月を眺めながらこれらを味わい、研究員から当時の貴族らの暮らしぶりなどについて解説も受けた。

会場の舞台では天平衣装のファッションショーや雅楽の演奏も。貴族や女官に扮した、色鮮やかな装いの約20人が優雅に歩くと、宴席からため息がもれた。