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近畿の設備投資判断 3カ月ぶり上方修正 日銀

近畿の設備投資判断 3カ月ぶり上方修正 日銀

 日銀大阪支店は7月7日発表した7月の近畿地域金融経済概況で、近畿2府4県の設備投資の判断を「増加している」に変更した。3カ月ぶりの上方修正だ。「基調としては緩やかに回復」とした全体判断は9カ月連続で据え置いたが、個人消費や外国人観光客の増加と相まって「判断引き上げの材料は揃いつつある」。

   7月1日発表の企業短期経済観測調査で、近畿の設備投資が前年度比13.2%増(全国は1.7%増)になったのを受け、前月まで「緩やかに増加している」としていた判断を変えた。増産投資に踏み切る製造業が増え、非製造業で物流施設や店舗の新設計画が相次いでいる。

USJ入場1500万人狙う 5年で1.5倍、数百億円投資

USJ入場1500万人狙う 5年で1.5倍、数百億円投資

 テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)を運営するユー・エス・ジェイはこのほど、今後5年間でアトラクションの追加や刷新に数百億円を投じる方針を明らかにした。この継続投資効果により、入場者数は5年程度で2013年度より約5割多い1500万人に達するとの見通しも示した。

 USJは7月15日、米人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアを開く。開業以来最大の450億円を投じるが、2~3年以内に新たな大型のアトラクションを設けるとしている。

   USJの13年度の入場者数は1050万人で、開業した01年度(1100万人)に迫った。10年に「ハリー・ポッター」を開いた米国のテーマパークでは、1年に400万人が訪れた。日本でも1年で入場者数を200万人押し上げるとみている。これにより、14年度のUSJの入場者数は過去最高になるのが確実視される。新たなアトラクションでは、子供や若い女性など入場者の属性を分ける方針。こうした施策により5年程度で1500万人に達するとの見方を示している。

レモン卸値6割高 米産など昨年の寒波の影響長引く

レモン卸値6割高  米産など昨年の寒波の影響長引く

 レモンの卸価格が高い。東京・大田市場では仲卸業者が量販店などに売る価格が1カートン(140玉入り)6500~6800円と前年同期と比べ6割高い。これから本格的に出回るチリ産、シーズン終盤の米カリフォルニア州産はともに、昨年の寒波の影響が長引いている。

 店頭価格も上昇。都内の主要スーパーでは、1玉80~100円前後と前年同期比2割高。このため、レモンを昨年に比べ薄く切って出している飲食店もある。

鳥取県産スイカ香港に本格輸出 JA全農とっとりなど

鳥取県産スイカ香港に本格輸出 JA全農とっとりなど

  鳥取県とJA全農とっとり、アジアで青果物を製造、販売するドールは、鳥取県産スイカの香港向け輸出に本腰を入れている。2013年にスイカ計280箱を香港向けに試験輸出したところ、わずか2~3日で完売するなど好評だったことから、今年から本格輸出に踏み切った。

 6月26日と7月3日の2回に分けて計1100箱を出荷、イオンストアーズ香港と香港そごうの計6店舗で7月5日から約2週間にわたる販促キャンペーンを行う。鳥取県産スイカの特徴は11%を超える高い糖度。価格は大玉が1玉約280香港㌦(約3690円)。小玉が約160香港㌦で、マレーシア産の約4倍、韓国産の約1.5~2倍と割高だが、試食販売を行い消費者を囲い込む。

 鳥取県産のスイカは全国4位。今年の生産量は昨年実績とほぼ同水準の1万4500㌧を見込んでいる。

 

食品3社が15年7月から賞味期限「年月」表示に

食品3社が15年7月から賞味期限「年月」表示に

味の素、キューピー、サントリー食品インターナショナルの食品3社は、一部加工食品の賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に変更する。カップスープや調味料など賞味期限が1年以上ある食品が対象で、2015年7月にも売り出す来秋の新商品から改める。賞味期限が1日過ぎただけで撤去されるムダをなくし、食品廃棄を減らす。

豚肉卸値28年ぶり高値 家畜感染症の広がりで

豚肉卸値28年ぶり高値家畜感染症の広がりで

 国内外で家畜感染症の豚流行性下痢(PED)による被害が広がっているため、食肉で消費量の最も多い豚肉が値上がりしている。国産卸値は前年同期に比べ3割以上上がり28年ぶりの高値。米国産も2割程度上昇している。

 国産豚肉は東京食肉市場(東京都港区)の6月の平均価格が1㌔当たり666円で前年同月に比べて34%上がった。2013年夏の猛暑の影響で出産頭数が減少。14年春から感染症が広がり、子豚を中心に全国で30万頭以上が死んだため、出荷頭数が減っている。

 米国産豚肉も値上がりし、人気のあるロースの卸価格1㌔当たり700円台前半だ。米国でも同様の感染症が広がっているためだ。欧州産も「豚コレラ」といわれる別の感染症の影響などで値上がりしている。

 都内のスーパーなどでは売り物にしていた100㌘98円の特売が減っている。品薄の豚肉を補うため牛肉や鶏肉の仕入れを増やすスーパーも多い。ただ、牛肉も卸値は高値圏で売り場づくりには苦労している。

神戸瑞穂本舗 冷凍パスタ輸出拡大 引き合い増

神戸瑞穂本舗 冷凍パスタ輸出拡大 引き合い増

 製麺卸売りの神戸瑞穂本舗(神戸市)は、冷凍パスタ麺(フローズン・フレッシュ・パスタ)の輸出を拡大する。8月から中国やマレーシアに順次輸出を始めるほか、2015年1月には米食品スーパー最大手のクローガーにも供給する。商社を通さない直接取引を軸にコストを圧縮する。北米市場では15年に1000万食の販売を見込む。

 同社は12年から米国の日系スーパー、オーストラリアや東南アジアに輸出を始めた。製法の工夫でモチモチした食感を実現したという。ゆで時間が約10秒と短く、レンジでも加熱できる利便性から海外からの引き合いが増えている。米国、韓国の加工食品メーカーに技術供与し、現地生産も計画する。

“地産地笑”寄席 芸人さんがつなぐ地域づくり

“地産地笑”寄席  芸人さんがつなぐ地域づくり

 NPO法人「演芸で地域活性をする会」(大阪市中央区)は“地産地笑”スタイルによる地域の絆づくりを目指し、大阪市各区で区内在住の芸人が出演する寄席をスタートさせる。

   第1弾は7月13日に阿倍野区民センターで開かれる。同区内に40年以上住んでいるコミックマジックのゼンジー北京さん、漫才の幸助・福助、落語の笑福亭生寿さんらが出演する予定。入場料金は2000円。すでに東淀川、大正の両区での開催計画が具体化しており、将来的に全24区での開催を目指す。

車上狙い増加 大阪4年ぶり1万4000件ペース

車上狙い増加 大阪4年ぶり1万4000件ペース

 大阪府内で今年に入り車上狙いの被害が増加傾向をみせている。2001年をピークに減少したが、2014年1~5月の認知件数は6197件と前年同期(4976件)の1.2倍となった。買い物などで車を離れたわずかな隙に被害に遭うケースが多く、窓ガラスを叩き割るなど手荒な犯行も目立つ。

 取り締まり強化などで年間の認知件数は01年の6万3820件をピークに、13年には1万3442件まで減少したが、今年はこのままのペースで増加すると4年ぶりに1万4000件を超えそうだ。

 今年1~3月の被害を場所別にみると、「コインパーキング」が全体の22.1%、店舗の駐車場など「その他駐車場」が25.4%を占めた。カバンなどが盗まれたケースを分析すると、駐車後「3時間未満」の被害が32%に及ぶ。被害品はカバンや財布が36.5%と最多。電動工具類(24%)、カーナビ(7.5%)と続く。

BDH社がエコ農法による養殖ウナギを日本で販売

BDH社がエコ農法による養殖ウナギを日本で販売

 インドネシア貿易振興センター(ITPC)および在大阪インドネシア共和国総領事館は、オーシャンパートナーズ(大阪市西区)の後援により7月2日、ITPC(大阪市中央区)の新事務所で、PT.Bintangdelapan Holtikultura(BDH)社のインドネシア産養殖ウナギのプロモーションイベントを開催した。

 BDH社は、インドネシアで「農業廃棄物のリサイクル」をコンセプトとした「アイフォニックス」(養殖と農業を融合させた循環農法)という独自のユニークなエコ農法により、安全なビカーラ種ウナギ(蒲焼き)と野菜(トマト、カボチャ、キュウリ、ショウガ、アスパラガス、マッシュルーム、ティラピアなど)づくりをスタートさせている。

 BDH社は、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定され、また世界で食の安全が叫ばれる中、ハイテク農業・養殖技術で、中国産をはじめとする一般的な養殖とは一線を画す安全・安心な製品であることを前面に出し強くアピール。

    すでにマレーシア、フィリピン、台湾から引き合いがあるが、当面日本向けに絞り込み製品供給する方針だ。9月ごろから出荷し、年内に蒲焼きの製品重量で30㌧程度を供給する予定。また、2015年1月からは月50㌧、16年には同100㌧規模へ拡販する計画だ。