おおさか維新「消費増税延期」を参院選公約に
大阪維新の会の松井一郎代表は1月18日、2017年4月から実施が予定されている消費税10%への増税を先送りすることを夏の参院選の公約とすることを明らかにした。
松井代表は「進行する少子高齢化社会において、確かに増税をやる必要はあるが、時期については今ではない。当面延期すべき」との見解を示した。参院選で増税時期の延期を公約とすることで、第3極として独自色を出す狙いがあるとみられる。
関空の15年旅客数 過去最高の2321万人 外国人客増で
新関西空港会社は1月18日、2015年の関空の旅客数が前年比20%増の2321万人だったと発表した。2000年の実績(2049万人)を上回り、過去最高を更新した。中国、韓国、台湾、東南アジア諸国からの訪日外国人客が大幅に増加した。
関空の国際線の旅客数は24%増の1625万人。このうち外国人客は1001万人に達し、1994年の開港以来初めて、外国人客が1000万人を超えた。一方で日本人客は6%減の607万人となり、2003年に次いで少なかった。
なお、関空と大阪国際(伊丹)空港は4月から、オリックスとフランスの空港運営大手、バンシ・エアポートの企業連合が運営、民営化される。
3月にグランフロント大阪で「UMEDA BNRAKU 2016」
大阪が世界に誇る伝統芸能『文楽』。その魅力をみんなで分かち合う-ことをテーマに、2015年に続き大阪の民放5局が想いを一つに集まって文楽を愛するゲストと一緒に楽しく文楽をやる「UMEDA BUNRAKU 2016」が3月25~27日、開催される。会場はナレッジシアター(グランフロント大阪北館4F)で、全6回公演される。
出演者は竹本小住大夫、鶴澤寛太郎、吉田幸助、吉田玉勢、桐竹紋吉、吉田玉誉、吉田蓑次、吉田玉彦、吉田玉路、吉田蓑之、吉田玉延。曲目・演目は『傾城阿波の鳴門~十郎兵衛住家の段~』。その他文楽解説、トークショーなどを予定。全席指定。3月23日まで一般販売中。
クロマグロの代替魚、養殖「スマ」の販売始まる
大阪・梅田の阪急百貨店で1月16日、クロマグロに代わる魚として期待されている養殖「スマ」が初めて販売され、用意された刺し身と寿司が10分ほどで売り切れた。同店には「中トロと大トロの間くらいのおいしさを期待」「ぜひ試食してみたい」などそれぞれの思いを秘め、滋賀県や堺市など近畿各地から、早くから顧客が詰めかけていた。
養殖で、脂がのって全身トロのようになるといわれる「スマ」は、刺し身や寿司のネタとして、人気が高いクロマグロに代わる魚として期待され、和歌山県や愛媛県などが販売に向け研究開発に取り組んできた。ただ、まだ出荷量が少なく、今後いかに増産していくかが課題だ。
大阪・道頓堀で「美」競う 関西主要大学のミスコン開催
関西主要大学のミス・コンテストの代表者らが美を競い合う「ユニバーシティ関西・ミスコンテスト」(主催・道頓堀水辺地権者会、ユニバーシティ関西実行委員会、共催・大阪市中央区南相天下連合会)が1月16日、大阪市中央区のとんぼりリバーウォークで開催された。
出場したのはミス・キャンパス7人と公募で選ばれた10人で、京都大、立命館大、大阪府立大、神戸大、関西学院大、奈良女子大などの計16大学17人。スポーツウエアと制服姿でステージに立ち、自由スピーチや特技など外見と内面の美をアピールし合った。
審査の結果、大阪府立大の木岡真理奈さん(21)がグランプリに選ばれた。3位までの入賞者は今年の商店会のイベントなどで活躍する予定。
3万3000円の豪華バーガー、大阪・梅田に登場
大阪・西梅田に1月15日にオープンしたウエディング施設のダイニングカフェ&バー「The 33 Tea&Bar Terrace」が、ジュエリーボックスをイメージした3万3000円(税別)の「ジュエリーバーガー」を事前予約で限定販売する。
国産和牛のロース肉とグリルしたフィレ肉合わせて約200㌘使用。ジュエリーボックスをイメージした蓋付きのボックスに入れてテーブルへ、目の前で黒トリュフのスライスをふんだんに散らし、金箔をトッピング、とろりと溶かしたラクレットチーズもたっぷりの豪華バーガーのでき上がりだ。ただ、このジュエリーバーガーを食べるには3日前までの予約が必要だ。
桂 春団治さん(85)心不全で死去 四天王の最後の1人
戦後、滅亡寸前といわれた上方落語の復興に尽した四天王の最後の1人、磨き上げた芸風で知られた桂春団治(かつらはるだんじ、本名・河合一=かわい・はじめ)さんが1月9日、心不全のため亡くなった。85歳だった。親族や直系の弟子らで密葬を営んだ。
春団治さんは、三代目桂米朝、六代目笑福亭松鶴、五代目桂文枝(いずれも故人)とほぼ同時期の入門で、衰退していた上方落語再生の原動力として活躍した。
芸風は地味だが手堅く、テレビやラジオにほとんど出演せず落語一筋。粒よりのネタを完璧に演じることに全力を傾けた。中でも「野崎詣(まい)り」「いかけや」「代書」などは至芸といわれた。