ラーメン店が世界初一つ星「ミシュランガイド東京2016」
東京都内のレストランやホテルを星付きで紹介する「ミシュランガイド東京2016」の出版記念パーティーが12月1日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで開催され、掲載店が発表された。
今回「蔦」(豊島区)がラーメン店としては世界初、「一つ星」に掲載された。最高評価の「三つ星」は2015年版と同じ12軒に加えて、新宿区の日本料理店「虎白」が格上げされ計13店となった。
「あんぽ柿」復興に一役 福島・伊達市で生産ピーク
福島県北部の「あんぽ柿」づくりが、同県伊達市などでピークを迎えている。原発事故による放射性物質汚染の影響を乗り越えようと、需要が増える年末年始に向けて取り組んでいる。
今年9月末にも基準値(1㌔100ベクレル)を超える放射性セシウムがあんぽ柿から検出されたとして、福島、伊達、桑折、国見の4市町に対し、県から乾燥果実への加工自粛要請が出されたが、全量検査を実施するという条件を満たすことで安全性を示し出荷する。
県園芸課によると、震災前の平均出荷量は1500㌧あった。再開初年の2013年の総出荷量は200㌧程度だったが、14年には約500㌧に増え、15年は1157トンを目標としている。
大阪企業家ミュージアムで没後130年「五代友厚」特別展
大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区)で現在、没後130年企画「大阪の恩人・五代友厚」特別展示が開催されている。常設エリアでは「江崎グリコの江崎利一」や「パナソニック」の松下幸之助両氏ら、大阪を舞台に活躍した企業家たちを紹介。年に数回、テーマを決めて特別展示されている。
大阪商工会議所初代会頭の五代友厚は、大阪経済の近代化に尽力したことで知られる。明治維新の混乱で衰退した大阪経済の復興に努め、家業に固執する大阪の商人たちを説得して多くのジョイント・ベンチャーを興した。五代が大阪を繁栄に導く様子は現在上映中のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」でも描かれている。
阿倍野・天王寺で12/6グルメイベント「アベテンバル」
天王寺・阿倍野橋駅周辺で12月6日、飲食店を巡るグルメイベント「第6回アベテンバル」が開催される。アベテンバルは2012年から飲食店オーナーらが企画し始まったイベント。
今回は同エリアの居酒屋、バー、レストランなど54店が参加する。システムは本部と参加店で扱うスタンプラリー付きのバッジを700円(前売り500円)で購入すれば参加できる。飲食店では基本的に一品プラスドリンクなどのバルメニュー(500円)を提供する。
利用店で押印するスタンプを集めると、ペア旅行券などの景品が当たる抽選に参加できる(3個=1回、5個=2回)。音楽ライブやベリーダンスショーを行う店もある。
大阪・御堂筋に1000人のサンタの大群登場のサプライズ
大阪のメーンストリート・御堂筋で11月29日から始まった「御堂筋イルミネーション」にサンタクロース約1000人が姿を見せるサプライズがあった。
初日の29日には船場エリアで「ワンダーイルミナイト」を実施。イルミネーションが始まる17時に合わせ長堀通から中央大通までの御堂筋・約800㍍を歩行者天国とした。サンタらは点灯が始まる16時30分ごろから、地下鉄・本町駅から続々登場。御堂筋は赤と白の衣装で半ば埋め尽くされた。
御堂筋イルミネーションの初点灯は2009年。御堂筋沿いの街路樹を彩る電飾が冬の風物詩として知られるようになっている。今年は北へ1㌔ほど延長。難波から梅田までの約4㌔にわたる沿道で楽しめる。
技術や味わいで一流のすしの普及を 世界のすし職人集合
世界のすし職人が頂点を目指して競う「グローバル寿司チャレンジ2015」の決勝大会が11月25日、東京都内で行われた。14の国と地域での予選を勝ち上がった14人が、伝統の「江戸前すし」と独創性を競う「創作すし」の2分野で技を披露。接戦の結果、日本代表の地引淳さん(45)が優勝した。2位にはシンガポール代表のキン・ミェン・タンさん(32)、3位にはアメリカ代表のタカトシ・トウシさん(44)が選ばれた。
すしはすでに各国の食文化と融合し世界中で親しまれている。国際すし知識認証協会などでつくる実行委員会によると、海外には2万店以上の「すしレストラン」がある。ただ、そのほとんどは衛生管理やすしに関する正しい知識がないままに営業しているのが現状という。
このため、「グローバル寿司チャレンジ」は見た目だけでなく、技術や味わいでも一流のすしを普及させたいと、今回初めて企画された。