「経済」カテゴリーアーカイブ

府市連携局と大阪戦略調整会議の2つの設置議案 府議会

府市連携局と大阪会議の2つの設置議案 府議会

大阪府議会に6月2日、府と大阪市の二重行政解消を図る「府市連携局」と「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の2つの設置議案が提出された。連携局は大阪維新の会幹事長の松井一郎知事、大阪会議は自民党が提案した。
府市連携局は、府市の共同部署で重複する広域事業や施設の調整や統合を担う。否決された大阪都構想に代わって、維新が設置を目指している。大阪会議は、都構想の対案として自民が掲げていた。府と大阪、堺両市の首長と議員が事業調整などを議論する組織だ。両案とも、大阪市議会にも上程されている。
両組織とも府市の連携強化を目指すが、実際には維新、自民による府政の主導権獲得をにらんだ論戦になるのは必至で、成立するかは不透明な情勢だ。

百貨店7社が「スーパークールビズ」着こなし提案

百貨店7社が「スーパークールビズ」着こなし提案

夏の軽装「スーパークールビズ」を呼び掛けようと、関西に店舗を構える百貨店7社が6月2日、高島屋大阪店(大阪市中央区)で、社員がモデルになってお勧めの着こなしを提案するファッションショーを開いた。男女14人がコーディネートを紹介した。
男性は軽くてスーツ姿にも合うビジネスリュックやスエットパンツ、女性は手洗いができる綿素材のジャケットや、ゆったりとしたはき心地のズボンなどを披露した。
高島屋大阪店では4月からクールビズ商品を展開。生地に凹凸のある織りが特徴の「フレスコタイ」は若い世代に人気で、昨年の2倍以上のペースで売れている。メッシュ素材で通気性のいい男性用下着は3割増、半袖シャツも2割増の売れ行きという。

大阪主要百貨店 5月も訪日客需要の伸び続く

大阪主要百貨店 5月も訪日客需要の伸び続く

大阪の主要百貨店は6月1日、5月の売上高(速報値)を発表した。景気回復で、宝飾品など高額商品の売れ行きが好調だった。高島屋大阪店(大阪市中央区)は前同月比16.4%増となり、訪日外国人向けの販売が伸びた。大丸は心斎橋店(同)が28.5%増、梅田店(大阪市北区)は12.8%増。阪急百貨店梅田本店(同)も免税売上高が大幅に伸び17.3%増となった。
「あべのハルカス」に入る近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)は、昨年3月の全面開業の効果が一巡し、前年同月に比べ約2%減。建て替え工事中で、売り場面積が縮小している阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)は19.7%減だった。

沖縄USJ計画 特区活用 建ぺい率上限を緩和

沖縄USJ計画 特区活用 建ぺい率上限を緩和

政府は5月30日、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)の運営会社が、沖縄県で計画している新たなテーマパーク建設を後押しするため、地域を限定して規制を緩和する「国家戦略特区」を活用する方向で調整に入った。
進出候補先とされる同県本部町(もとぶちょう)の国営公園「海洋博公園」跡地で建ぺい率の上限緩和などが柱となる。政府が進める沖縄振興の目玉にしたい考えだ。

大阪府域の空き家 人口減で過去最多 13年時点67万戸

大阪府域の空き家 人口減で過去最多 13年時点67万戸

大阪府がまとめた2013年10月時点の住宅・土地統計調査の確報集計によると、府内の空き家数と空き家率が1948年の調査開始以来、最高だったことが分かった。全国の空き家数と空き家率も過去最高で同じ傾向となった。
同調査は総務省が全国で5年ごとに実施し、13年の府域分を府がまとめた。府内の総住宅数は458万6000戸で、このうち別荘などを除く空き家は67万8800戸だった。空き家率は14.8%で前回より0.4㌽上がった。空き家の68%は共同住宅だが、一戸建ても急増している。共同住宅では高層化も進んでいる。15階建て以上が7.9%、11~14階建てが18.6%を占め、いずれも前回調査に比べ比率が上がった。

児童らがJR大阪駅北側のビルの屋上農園で田植え

児童らがJR大阪駅北側のビルの屋上農園で田植え

JR大阪駅北側のノースゲートビルディング14階の屋上農園「天空の農園」(大阪市北区)で5月30日、田植えを体験するイベントが行われ、6~12歳の小学生13人が参加した。イベントは同農園が開園した2011年から毎年実施している。今年は滋賀県のブランド米「みずかがみ」の苗を15平方㍍の特設の田んぼに植えた。9月下旬には約10㌔の米が収穫される見込みだ。参加した子供たちは「思っていたより田んぼの泥が柔らかくて気持ちが良かった」などと笑顔で話していた。

近畿14年申告所得額3年ぶりに減少 大阪国税局

近畿14年申告所得額3年ぶりに減少 大阪国税局

大阪国税局は5月29日、近畿2府4県の2014年分の確定申告状況を発表した。申告所得額は前年比3.1%減の5兆4814億円と3年ぶりに減少に転じた。このうち株式などの譲渡所得は前年比56.7%減の3242億円だった。この点、同局は「昨年、株式譲渡所得の軽減税率が廃止された影響」としている。
一方、個人事業者の消費税の納税申告額は、昨年4月の消費増税の影響で同39.3%増の897億円と9年ぶりに増加した。

近畿の有効求人倍率 4月1.08倍に改善

近畿の有効求人倍率 4月1.08倍に改善

厚生労働省が5月29日発表した4月の近畿2府4県の有効求人倍率(季節調整値)は、1.08倍だった。3月に比べて0.02㌽改善し、7年7カ月ぶりの高水準となった。訪日外国人観光客の増加を受けて宿泊業・飲食サービス業や土産物用お菓子の製造業などから新規求人が伸びた。

「日本一の相方」と惜別 今いくよさん通夜

「日本一の相方」と惜別 今いくよさん通夜

5月28日に胃がんのため67歳で亡くなった女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ(本名・里谷正子=さとや・まさこ)さんの通夜が29日夜、京都市内で営まれ、近親者ら約100人が参列した。最期まで付き添った相方の今くるよさん(67)は「日本一の相方とやってこられて幸せでした」など、報道陣の前で、深い悲しみと、いくよさんへの感謝の思いを涙ぐみながら語った。浜村淳さん、桂文枝さん、西川きよしさんらが弔問に訪れていた。