「経済」カテゴリーアーカイブ

GW昨年上回る人出で関西潤う 行楽地・商業施設

GW昨年上回る人出で関西潤う 行楽地・商業施設

今年のゴールデンウィーク(GW)期間中、関西では人出や売り上げが昨年を上回るレジャー施設や商業施設が多かった。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)では、映画「ハリー・ポッター」のエリアで最大3時間の待ち時間が発生、前年を大きく上回った。4月23日開業のブロック玩具「レゴ」がテーマの屋内施設「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」(大阪市)は、入場を1日2000人に制限し、予約客しか入れない日が続いた。
郊外の行楽地も人気で、遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)は4月29~5月6日に前年同期比28.9%増の7万5500人が訪れた。「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)では、2014年12月に生まれた双子のパンダ「桜浜(オウヒン)」「桃浜(トウヒン)」を見ようと、待ち時間90分以上と通常の土・日曜日の約3倍に及んだ。

観光客受け入れ検討会議が初会合 大阪府

観光客受け入れ検討会議が初会合 大阪府

大阪府は5月8日、府内を訪れる国内外の観光客の受け入れ体制を、有識者が協議する調査検討会議を設け、初会合を開いた。最近の外国人客の急増に伴い、宿泊施設の不足や交通機関の使いにくさなど浮き彫りになった課題を取り上げた。今後受け入れ体制整備策や、行政が整備策を実行するための財源について検討し、年内にも報告をまとめる。
今回は7人の委員が、大阪府市や経済団体が出資する大阪観光局の福島伸一会長を検討会議の会長に選んだ。

都構想論議に賛否両派の東京区長も参戦

都構想論議に賛否両派の東京区長も参戦

大阪市を廃止・解体して、5つの特別視を設ける「大阪都構想」をめぐり、モデルとなる東京23区の特別区長が、論戦に加わってきた。東京区長も賛成派、反対派の双方に分かれる。
賛成派の田中大輔中野区長は「教育や福祉で独自策を打ち出せる」との利点を挙げるが、一方で世田谷区の保坂展人区長は「特別区内の税収は都に入り、(財源が手薄で)固定資産を減免して福祉施設の誘致を進めたくてもできない」と都構想に疑問を投げかける指摘も。

さかい利晶の杜 オープン1カ月半で来場者10万人突破

さかい利晶の杜 オープン1カ月半で来場者10万人突破

堺出身の茶人、千利休と女流歌人、与謝野晶子をテーマとした堺市の公共施設「さかい利晶の杜(もり)」への来館者が順調に伸びており、同市が見込んだ年間の入館者目標を大幅に時期を前倒しして達成する可能性が出てきた。
3月20日のオープンからわずか1カ月半しか経っていない5月4日に入場者が早くも累計で10万人を突破。市は年間20万人の来館を目指しているが、まさにうれしい誤算。郷土が生んだ偉人らは、予想以上の人気で夏休みには目標を上回りそうとみている。

地方創生など4委員会を新設 関西経済同友会

地方創生など4委員会を新設 関西経済同友会
関西経済同友会は「次世代のための『国』『地域』『企業』づくり–輝く日本・関西の創生」と題する2015年度の事業計画をまとめた。5月14日の通常総会で正式決定する。
次世代に引き継ぐべき、輝く日本を創るには「国」「地域」「企業」がそれぞれ主体性を持ち、課題解決にあたるべきだとし、次世代への貢献、多様性の発揮、発信力の強化の3つを今年度の重点課題に掲げた。これらを踏まえ、新たに関西広域インフラ・うめきた委員会など4つの委員会を設置する。
関西広域インフラ・うめきた委員会では、リニア中央新幹線や北陸新幹線などの整備促進に向けた調査研究や、うめきた2期開発の動向把握を進める。

シャツ売り場に女性型ロボット「ミナミ」登場

シャツ売り場に女性型ロボット「ミナミ」登場

高島屋大阪店(大阪市中央区)に、表情や仕草まで人間そっくりの女性型ロボット「ミナミ」が5月7日、男性用シャツ売り場の販売員として登場した。来店した客に「このシャツを着たあなたは一緒に歩きたいくらいすてきです」と人間の販売員顔負けのセリフを言う場面もみられた。
ミナミが接客に挑戦するのは3回目。19日まで”勤務”し、50万円の売り上げを目指す。従来に比べ細やかな説明を加えながら商品を提案できるように「販売力」を向上させたという。ミナミは大阪大の石黒浩教授らが開発。大阪府出身の26歳という設定。

関西ワールドマスターズ成功へ 関西一体で準備を

関西ワールドマスターズ成功へ 関西一体で準備を

関西経済同友会は5月7日、2021年に開かれる生涯スポーツの国際大会「関西ワールドマスターズゲームズ」の成功に向け、関西全体の活性化を図るという観点から、各地域が一つにまとまって準備を進めていくべきだとする提言を発表した。
具体的には、行政や経済界が中心となり、大会の理念を策定、共有することから始めるべきだと訴えた。関西経済同友会と京都や神戸の経済同友会が継続的に対話するなど、成功に向けた取り組みを関西全体で実行していく必要があるとした。

大阪中小企業は下期業況改善見込む 大商調べ

大阪中小企業は下期業況改善見込む 大商調べ

大阪商工会議所が実施した中小企業の経営課題と賃金動向に関する調査によると、会員の中小企業が2015年度の業況を売り上げ、経常利益とも下期に改善すると見込んでいることが分かった。
売り上げが前年同期に比べて「増える」と回答した企業が、上期の35.8%に対し下期は42%。同様に経常利益も「増える」とする企業が、上期31.3%に対し下期は38.8%と回答。業況は下期に改善するとの見方が多かった。ただ増加率は、非製造業と製造業では差がみられた。売り上げ、経常利益ともに10㌽以上非製造業が高かった。
また、58.8%が国内雇用の拡大を予定し、国内雇用拡大企業198社中、179社(90.4%)が正社員の採用を示した。また、228社(61.5%)が賃上げし、その57社(25%)がベアも実施する旨、示した。調査は4月6~17日、会員企業2897社に調査票を送付、371社(12.8%)から有効回答を得た。

期日前 都構想住民投票 6日間で8.3万人

期日前 都構想住民投票 6日間で8.3万人

大阪市選挙管理委員会は、大阪都構想の住民投票で告示翌日から5月3日までの6日間に期日前投票をした人は8万3339人だったと発表した。投票の対象となる大阪市民約211万人のうち約3.9%が投票を済ませたことになり、出足は好調だ。

大阪城で「天下泰平の灯」点灯式 大坂の陣400年

大阪城で「天下泰平の灯」点灯式 大坂の陣400年

大坂夏の陣で大阪城が落城してから400年にあたる5月7日、大阪城(大阪市中央区)で記念イベント「天下泰平の灯」の点灯式がある。一般参加者に願い事を書いてもらい、行灯400個で天守閣を照らす。大阪府・市などでつくる「大坂の陣400年プロジェクト実行委員会」が主催する。
1615年(慶長20年)5月7日に徳川軍が攻め入って大阪城は落城。翌日に豊臣秀頼が自刃し、徳川幕府による天下泰平の世が訪れた。それから400年にあたることから、今後の大阪の発展と平和を祈願するイベントとして企画された。