「経済」カテゴリーアーカイブ

関空・伊丹の運営権審査 20社通過 連合体づくり進むか

関空・伊丹の運営権審査  20社通過  連合体づくり進むか

新関西国際空港会社が関空と大阪国際(伊丹)空港の運営権売却を巡る事前審査の結果を公表し、20社が通過した。これを受け今後、通過した国内企業と外資の空港運営会社などの企業連合体づくりの動きが本格化しそうだ。一次入札の書類提出期限は2015年2月16日、6月ごろには獲得企業が決まる予定だ。16年1月の民間への移行に向けて、運営権売却は15年に重大な局面を迎える。

事前審査を通過した企業はオリックス、住友不動産、大和ハウス工業、東京急行電鉄、日本生命保険、丸紅、三井不動産、三菱商事、三菱地所、このほか英ヒースロー空港はじめドイツ、インドの空港の外資運営会社が名を連ねている。

都構想の住民投票5月に 維新、統一選同時は断念

都構想の住民投票5月に  維新、統一選同時は断念

大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)らは12月27日、公明党と大阪市内で協議し、大阪都構想の是非を問う住民投票の実施時期について、当初検討していた2015年4月12日投開票の大阪府議選・市議選との同日実施を見送り、先に延ばす方針を伝えた。関係者によると、5月に実施したい以降で17日を軸に検討しているという。都構想の是非が単一争点になってしまうとして統一地方選と重ねないよう求めた公明党に配慮したという。協議は大阪市議会の会派控室で行われ、維新側は松井一郎幹事長(大阪府知事)らが同席、公明側は大阪府議団と市議団の幹部2人が出席した。

名産「温州ミカン」使い商品開発し地域活性化の起爆剤に

名産「温州ミカン」使い商品開発し地域活性化の起爆剤に

大阪府和泉市の農家の女性グループが設立した農業法人が中心になって開発した名産・温州ミカンを材料にした商品が地域活性化の”起爆剤”として脚光を浴びつつある。この中心になっているのが2001年、和泉市内の道の駅を拠点に加工品の販売に取り組む農家の女性らが設立した農業法人「有限会社いずみの里」だ。そして、いずみの里と協力して商品開発したのが府泉州農と緑の総合事務所(岸和田市)。

開発され、商品化されたのが温州ミカンをペースト状にし、ドレッシングや和菓子、から揚げ、パンなどの材料として幅広い用途で使えるようにしたもの。「和泉市産まるごとみかんペースト」の名称で、1㌔の袋詰めで主に業務用に販売されている。

大阪府の担当者は「地域の農産物を自ら加工して流通に乗せる6次産業化が、地産地消と販路を拡大させる次のステップになる」としている。12月18日には、和泉市教育委員会や製パン業者と共同開発した「和泉みかんパン」が、小中学校31校と府立和泉支援学校で給食として出され、好評だったという。

関西2015年度1.35%成長 民間4団体が予測

関西2015年度1.35%成長 民間4団体が予測

民間4団体による2015年度の関西の実質域内総生産(CRP)の成長率予測が12月26日出そろった。三菱東京UFJ銀行(MUTB)は15年度の成長率を1.5%と予測。アジア太平洋研究所(APIR)は1.8%、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は0.9%とそれぞれ予測した。日本総合研究所(JRI)も含めた4団体の平均は14年度の成長率がマイナス0.28%、15年度が1.35%だった。14年度は消費増税と夏場の天候不順でマイナス成長となったが、15年度は日銀による大規模な金融緩和の効果が景気を下支えし、経済の好循環生まれてくるとみる。ただ、その程度をどれだけ取り込めるか、その見方の違いが上下0.9ポイントの差となって表れた。

 

健康・医療産業に焦点 15年2月の関西財界セミナー

健康・医療産業に焦点 15年2月の関西財界セミナー

関西経済同友会と関西経済連合会は12月25日、2015年2月に開く「第53回関西財界セミナー」の概要を発表した。2月5~6日の2日間、国立京都国際会館(京都市左京区)で、「持続的な成長への挑戦–一極集中の是正と関西が持つ強みの発揮」をメーンテーマに開く。企業経営者ら約500人の参加を見込む。今回は初めて健康・医療産業に焦点を当て、二つの分科会で健康・医療イノベーション拠点への成長と企業の発展や、健康・医療ビジョンなどを議論し、最後に合同分科会として取りまとめる。

壮観! グランフロント大阪で赤いサンタ1110人

壮観! グランフロント大阪で赤いサンタ1110人

JR大阪駅北側の商業施設「グランフロント大阪」で12月23日、サンタクロースの赤い衣装を身に着けた1110人が集まり、緑色のボードなどを使って、巨大ツリーを形作った。参加したのはグランフロント大阪で働く人や家族ら。大阪駅とつながる48段の大階段(高さ約23㍍、横約13㍍)に並び、「メリークリスマス」の掛け声で一斉に願い事を書いたボードなどを掲げた。ツリーが完成すると、居合わせた買い物客らから歓声が挙がった。

非行、犯罪被害防止へ南署などミナミで補導活動

非行、犯罪被害防止へ南署などミナミで補導活動

冬休みを前に、未成年の深夜外出による非行や犯罪被害を防ごうと、南署などは12月22日夜、大阪・ミナミの歓楽街で補導活動を行った。戎橋などで客待ちをしていた14~17歳のガールズバー店員6人を補導した。この日、南署などは客待ちや喫煙していた中高生ら30ニンを補導したほか、路上で客待ちしていた18~26歳の女性ら16人に不当な客引きはしない趣旨の誓約をさせた。

大阪の百貨店11月売上高2.4%増 5カ月連続プラス

大阪の百貨店11月売上高2.4%増 5カ月連続プラス

日本百貨店協会が12月19日発表した大阪地区の百貨店売上高は、前年同月比2.4%増の752億円で、5カ月連続のプラスとなった。10月(同0.4%増の648億円)を金額、伸び幅とも上回った。婦人服や婦人雑貨の中でもコートなど高額品を中心に売れた。10月から免税品に含まれるようになった化粧品の販売も好調だった。全国ベースでは8カ月連続でマイナスだったが、大阪地区は免税品の販売増などで、百貨店の売り上げは好調が続いている。

特区事業の雇用カウンター グランフロント大阪に

特区事業の雇用カウンター グランフロント大阪に

関西圏の国家戦略特区の事業として、政府が12月19日決めた「雇用労働相談センター」は2015年1月初旬、JR大阪駅前の再開発地区「うめきた」の大型複合施設「グランフロント大阪」に開設する。特区に指定された京都、大阪、兵庫の3府県で創業する企業や特区に進出する外国企業、これら企業で働く人向けに社会保険労務士や弁護士が相談を受ける。

道頓堀・グリコ看板 冬の点灯早く 日没30分後に

道頓堀・グリコ看板 冬の点灯早く 日没30分後に

江崎グリコは12月19日、大阪・道頓堀の電光看板の点灯開始時間を、これまでの午後6時から、日没の30分後に変更すると発表した。同日から実施した。冬季は従来よりも早まる。点灯を待つ観光客に配慮した。夏季の点灯開始は午後6時より遅くなる