霧島酒造2年連続1位焼酎メーカー売上高ランキング
帝国データバンク福岡支店がまとめた2013年の焼酎メーカー(泡盛含む)の売上高ランキングによると、霧島酒造(宮崎県都城市)が2年連続で1位だった。芋焼酎「黒霧島」が首都圏中心に好調だった。2位は前年と同様、麦焼酎「いいちこ」の三和酒類(大分県宇佐市)。3位には前年4位だった薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)が入った。
カゴメカット野菜に参入専業大手と新工場建設
カゴメは、市場が急拡大しているカット野菜に参入する。専業大手のマルアキフーズ(横浜市)と青果の仲卸大手の3社で6月12日、共同出資会社を設立した。この新会社が約9億円を投じて横浜市内に新工場を建設する。延床面積は約5000平方㍍。集荷から洗浄、パック詰めまで一貫して手掛ける工場としては関東地区で最大規模になる。
栄養価を高めた機能性商品を2015年1月から首都圏のスーパーで売り出す。サラダ用カット野菜はシニア層の利用が膨らんでおり、2014年中にも市場が1000億円を超える見通し。飲料事業が伸び悩む中、農業ベンチャーなどグループの資産を生かし新たな収益源に育てる考え。
低くない?食料自給率基準変えれば65%だが…
農林水産省が発表した2013年度のカロリーベースの食料自給率は4年連続で39%と低い水準にとどまった。政府はこの数字を20年度までに50%に引き上げることを目標に掲げている。だが、達成には程遠い。
ところで、一口に食料自給率といっても、基準を変えるとその数値は大きく上下する。カロリーベースで自給率を算出しているのは韓国、スイス、ノルウェーなど少数だ。生産額ベースで出す自給率もある。これは、例えば国内で生産された牛肉の価格から輸入飼料の価格を差し引いたもの。これで計算すると、カロリーベースよりも数値が高くなり、13年度の食料自給率は65%と過去最低になったものの、カロリーベースの数値よりはるかに高かった。
政府は20年度までに生産額ベースの数値を70%に上げることも目標にする。ただ達成のメドは立っておらず、農水省の審議会は引き下げを含めた目標の見直しを検討している。