「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

霧島酒造2年連続1位 焼酎メーカー売上高ランキング

霧島酒造2年連続1位焼酎メーカー売上高ランキング

 帝国データバンク福岡支店がまとめた2013年の焼酎メーカー(泡盛含む)の売上高ランキングによると、霧島酒造(宮崎県都城市)が2年連続で1位だった。芋焼酎「黒霧島」が首都圏中心に好調だった。2位は前年と同様、麦焼酎「いいちこ」の三和酒類(大分県宇佐市)。3位には前年4位だった薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)が入った。

カゴメ カット野菜に参入 専業大手と新工場建設

カゴメカット野菜に参入専業大手と新工場建設

 カゴメは、市場が急拡大しているカット野菜に参入する。専業大手のマルアキフーズ(横浜市)と青果の仲卸大手の3社で6月12日、共同出資会社を設立した。この新会社が約9億円を投じて横浜市内に新工場を建設する。延床面積は約5000平方㍍。集荷から洗浄、パック詰めまで一貫して手掛ける工場としては関東地区で最大規模になる。

 栄養価を高めた機能性商品を2015年1月から首都圏のスーパーで売り出す。サラダ用カット野菜はシニア層の利用が膨らんでおり、2014年中にも市場が1000億円を超える見通し。飲料事業が伸び悩む中、農業ベンチャーなどグループの資産を生かし新たな収益源に育てる考え。

水揚げ量1/3で利尻・礼文島産ウニ6~8割高

水揚げ量1/3で利尻・礼文島産ウニ6~8割高

 旬を迎えて北海道の利尻・礼文島産ウニが高い。東京・築地市場の卸値は取引の主体となるバフンウニが1枚(250㌘)1万円前後。前年同期に比べ6~8割高い水準だ。市場に出回るウニは年間を通してロシア産が多いが、6月以降に出回る質の高い高級品は主に利尻島や礼文島で漁が行われている。

 ウニの漁場は「利尻コンブ」で知られる漁場と重なっている。シケが続いているうえ、今年はコンブが多く、漁業者がコンブ漁を優先している。その結果、ウニの水揚げ量は例年の3分の1程度にとどまっているという。

和食普及へ京料理をミラノ万博に 京都府市・商議所

和食普及へ京料理をミラノ万博に京都府市・商議所

 京都府・京都市・京都商工会議所はこのほど、2015年5月からイタリアで開かれるミラノ国際博覧会(ミラノ万博)に出展すると発表した。博覧会は「食」がテーマで、府などは特産品や京料理などを発信し、和食の普及に貢献したい考えだ。

低くない?食料自給率 基準変えれば65%だが…

低くない?食料自給率基準変えれば65%だが…

 農林水産省が発表した2013年度のカロリーベースの食料自給率は4年連続で39%と低い水準にとどまった。政府はこの数字を20年度までに50%に引き上げることを目標に掲げている。だが、達成には程遠い。

 ところで、一口に食料自給率といっても、基準を変えるとその数値は大きく上下する。カロリーベースで自給率を算出しているのは韓国、スイス、ノルウェーなど少数だ。生産額ベースで出す自給率もある。これは、例えば国内で生産された牛肉の価格から輸入飼料の価格を差し引いたもの。これで計算すると、カロリーベースよりも数値が高くなり、13年度の食料自給率は65%と過去最低になったものの、カロリーベースの数値よりはるかに高かった。

 政府は20年度までに生産額ベースの数値を70%に上げることも目標にする。ただ達成のメドは立っておらず、農水省の審議会は引き下げを含めた目標の見直しを検討している。

日本マック 輸入元タイに切り替えた鶏肉3商品の販売再開

日本マック輸入元タイに切り替えた鶏肉3商品の販売再開

 日本マクドナルドは8月8日、中国の食品会社による期限切れ鶏肉使用問題の影響で、一部店舗で品切れだった3商品の販売11日までに全店舗で再開すると発表した。鶏肉加工品の輸入元を中国からタイに完全に切り替えたことに伴う措置。品切れだったのは、いずれも鶏肉を使った「チキンクリスプ」「チキンクリスプマフィン」「チキンエッグマフィン」。

「農協改革の主導権を」JA全中会長再任の万歳氏

「農協改革の主導権を」JA全中会長再任の万歳氏

 全国農業協同組合中央会(JA全中)は8月8日、東京都内で臨時総会を開き、会長に万歳(ばんざい)章・新潟県農業協同組合中央会会長を再任した。任期は11日から3年。万歳会長は、政府が打ち出している中央制度見直しなどの農協改革について「スピード感をもって、徹底した議論を進めていく」と述べ、改革の主導権を取る姿勢を示した。

米で牛肉が記録的高値 干ばつ尾を引き供給量減で

米で牛肉が記録的高値干ばつ尾を引き供給量減で

 米国で牛肉の記録的高値が続いている。2011~12年に発生した深刻な干ばつが尾を引き、肉牛の供給量が約60年ぶりの低水準に落ち込んでいるためだ。日本でも輸入牛肉の価格が上昇しており、秋以降はさらに高くなると予想されている。

 米農務省によると、「チョイス級」と呼ばれる主力商品の平均小売価格は、6月に1ポンド(約450㌘)当たり5.94㌦(約600円)で、1年前に比べ12.6%値上がりした。今春以降に急騰し、バーベキュー需要が増える夏場を迎えて史上最高値を更新している。夏以降も上昇が続きそうだ。

夏野菜1~2割安 気温高で生育良く出荷増で

夏野菜1~2割安気温高で生育良く出荷増で

 トマト、ナス、キュウリなどこの時期に旬を迎える夏野菜が安めだ。市場ではトマトが前年に比べて2割、ナスが2割、キュウリ1割安い。気温が高いため、生育がよく出荷が増えているためだ。

 東京・大田市場の卸値はトマトが4㌔860程度が中心で、前年同期比2割安い。ナスは5㌔1000円弱で同2割、キュウリも5㌔970円程度と1割安い。

国産食材への需要急増 中国の期限切れ肉使用で

国産食材への需要急増 中国の期限切れ肉使用で

 中国の食肉加工会社の期限切れ鶏肉使用問題を受け、国産鶏肉を使ったチキンナゲットへの注文が急増している。野菜など宅配を手掛ける大地を守る会(千葉)では、7月24~31日のウェブストアでの注文件数は前年同期に比べ3.3倍に増えた。安全・安心を求める消費者からの注文が増えているからだ。

 大地を守る会が販売しているチキンナゲットは秋川牧園(山口市)が育てた鶏を使い食品添加物は使用していないという。チキンナゲット以外の鶏肉商品も軒並み注文件数が急増している。チキンカツは前年同期比4割強増え、鶏天は3割増となっている。