生カキ卸価格1割安 出荷堅調も需要振るわず
旬を迎える生カキの卸価格が下がっている。東京・築地市場でむき身は前年同時期に比べ1割安の1㌔1900円程度が中心。三陸産が出回り始めた10月上旬に比べ1000円ほど下がった。生育状況が良く出荷が堅調な半面、昼間の最高気温がいぜん高めで、比較的暖かい日が続いていることで、なべ物などの需要が振るわないためだ。
JA全農が11/2 ロンドンに欧州初の直営和食店開業
全国農業協同組合連合会(JA全農)はロンドン市内で11月2日に開業する欧州初の直営和食店「トキメイテ」を報道陣に公開した。店では和牛を使ったステーキ、すき焼きのほか、すしなどの料理を提供。
店は大使館や高級ブランド店が立ち並ぶ市中心部のメイフェア地区にある。メニューの企画には京都の老舗料亭「菊乃井」主人の村田吉弘氏が全面協力している。料金は和牛ステーキ240㌘が50㍀(9200円)。英国人らに本格的な和食を味わってもらうことで、日本の食材の品質をアピールし輸出拡大につなげたい考えだ。
JA全農の海外飲食店は香港の2店舗、米国の1店舗に続いて4カ所目。
関西の食文化「粉もん」初めて掲載 ミシュラン関西版
日本ミシュランタイヤは10月20日、レストランなどを星の数で独自に格付けしたグルメガイド「ミシュランガイド京都・大阪2016」「兵庫2016特別版」「奈良2016」の掲載店を発表した。
星は付かないが、良質な料理を手ごろな価格で楽しめる「ビブグルマン」の対象に新たに和食が加わり、お好み焼きやうどんなど関西の食文化を代表する「粉もん」が初めて選ばれた。たこ焼きは世界初のカテゴリー「ストリートフード」として11店掲載された。
和食には居酒屋、おでん、天ぷら、ラーメンなど19種類のカテゴリーが含まれ、ユネスコ無形文化遺産にも選ばれた日本の食の多彩さを反映した。最高評価の三つ星は昨年と同じ14店が獲得した。内訳は京都7、大阪4、兵庫2、奈良1。京都は菊乃井本店(東山区)、吉泉(左京区)、吉兆嵐山本店(右京区)、千花(東山区)、なかむら(中京区)、瓢亭(左京区)、未在(東山区)。大阪は柏屋(吹田市)、弧柳(大阪市北区)、太庵(大阪市中央区)、Fujiya1935(大阪市中央区)。兵庫はカ・セント(神戸市中央区)、子孫(西宮市)。奈良は和やまむら(奈良市)