「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

レタスやキャベツ16~28%高い 長雨、台風響く

レタスやキャベツ16~28%高い 長雨、台風響く

長雨や台風の影響で野菜価格の上昇が目立ってきた。農林水産省が9月24日発表した野菜小売価格緊急調査(9月14~18日、全国平均)によると、対象の4品目が前週比4~28%値上がりした。産地の天候はシルバーウイークから回復してきたが、当面影響が尾を引きそうだ。レタスは1㌔764円と前週比28%高い。キャベツも1㌔239円と同16%高い。キュウリとトマトも前週比4~5%値上がりしている。

セブンイレブン10/20から近畿限定で関西風おにぎり

セブンイレブン10/20から近畿限定で関西風おにぎり

セブン-イレブン・ジャパンは9月25日、近畿2府4県限定で10月20日から、ごはんに具材を混ぜ込んだ「づくしおにぎり」シリーズを発売すると発表した。ごはんを炊く前に、関西の料理で多く使われているみりんをを加え、”関西風”の味に仕上げた。販売するのは「紅鮭」(150円)、「明太子」(150円)、「梅」(120円)、「おかか」(110円)の4種類。

しょうゆにインフルウイルスの増殖阻害効果 キッコーマン

しょうゆにインフルウイルスの増殖阻害効果 キッコーマン

キッコーマンは、しょうゆのインフルエンザウイルス増殖阻害効果をマウスで確認した。富山大学、中部大学との共同研究でウイルスに感染させたマウスへしょうゆを経口投与し、3日後と14日後に効果を確かめた。その結果、しょうゆを投与しなかったマウスに比べて感染に伴う体重減少が抑えられたり、ウイルス増殖の抑制効果が見られたりしたという。様々な培養細胞に対するしょうゆのウイルス増殖阻害効果を評価した結果、インフルエンザウイルスに対して比較的高い効果が得られた。そこで、マウスをを使って実験し、有意なウイルス増殖阻害効果が得られた。

千早赤阪村の棚田で「復興米」収穫

千早赤阪村の棚田で「復興米」収穫

東日本大震災で津波に襲われた岩手県大槌町で、がれきの隙間から穂を実らせていた稲をもとにしたコメの収穫が9月23日、日本棚田百選の一つ「下赤阪の棚田」(千早赤阪村)で行われた。
棚田保全のボランティアの家族連れらが黄金色の穂をつけた「奇跡の復興米」の稲刈りをした。 岩手県のNPO法人から復興支援のお礼に昨年、富田林市の市民団体に稲もみが贈られ、市内の小学生らが栽培し、収穫。その稲もみで育てた苗が今年6月、棚田に植えられた。約120㌔収穫できる見込み。

オーミケンシ 木材から食品素材 低カロリーが特徴

オーミケンシ 木材から食品素材 低カロリーが特徴

紡績大手のオーミケンシは木材から低カロリーの食品素材を製造する技術を開発した。パルプを分解してできるセルロースを溶かしてコンニャク粉などを混ぜて麺などに加工する。低カロリーで満腹感を得られるため、ダイエット食品や医療食に使える。2016年にも量産を始めて食品メーカーに供給し、新たな収益事業に育てる。
今回開発した食品素材は「可食セルロース」で、カロリーがゼロ。コンニャクと混ぜても100㌘当たり7㌔㌍とごはんの約20分の1という。セルロースはジャムやアイスクリームの粘り気を出す添加物などに使う。ただ苦みが強く、単体では食品素材に向かなかったため、低温で溶解して苦みを弱めた。
食品メーカーや飲食店と共同で今後、可食セルロースを使う商品の開発を進める。加古川工場(兵庫県加古川市)で生産設備を導入する。

ゆず加工品でアジア市場開拓 栃木の万葉柚子協議会

ゆず加工品でアジア市場開拓 栃木の万葉柚子協議会

農業生産者や食品メーカーなどでつくる万葉柚子(ゆず)協議会は、栃木県産のゆずを原料とした加工食品の輸出を始めた。8月からゆずタルトやゆずコショウなど4品目を香港に出荷し始めており、年内にもシンガポールやタイに輸出する。ゆずは栃木県の特産品で、輸出を通じて「万葉柚子」のブランドを高め、販路を拡大する。
万葉柚子協議会は栃木県内のゆずの生産農家や東京フード(佐野市)、青源味噌(宇都宮市)といった中小食品メーカーなど計43会員で構成している。県内の樹齢30年以上の完熟した木から収穫したゆずだけを「万葉柚子」と名付けてブランド化し、万葉柚子を使った加工食品の開発も手掛ける。これまでにギョーザやゼリーなど22品目を商品化している。

ニコニコのり「握らない おにぎり」専用海苔を増産

ニコニコのり「にぎらない おにぎり」専用海苔を増産

海苔(のり)大手のニコニコのり(大阪市)は握らないおにぎり「おにぎらず」専用海苔の増産を始めた。調味液を含ませた味付け海苔で、3月に家庭用を発売し、計画の10倍売れているという。スーパーから総菜用の引き合いが相次いだことから、業務用の供給も始めた。九州工場(福岡県みやま市)稼働時間を伸ばすことなどで対応、増産に取り組んでいる。おにぎらずの家庭用のりの年間売上高は3億円を超える見込み。

10/1から調味料に「まろやか塩レモン」天塩

10/1から調味料に「まろやか塩レモン」天塩

食塩販売の天塩(東京都新宿区)は10月1日から、調味料「天塩 まろやか塩レモン」を発売する。酸味の効いたレモンの香りが楽しめる調味料として売り出す。ペースト状で豆腐など食材にそのままかけたり、炒め料理や和え物に組み合わせたりできる。

サラダコスモ 国内初の機能性表示モヤシ発売

サラダコスモ 国内初の機能性表示モヤシ発売

サラダコスモ(岐阜県中津川市)は10月7日、機能性食品の大豆モヤシ「大豆イソフラボン子大豆モヤシ」を発売する。機能性表示食品として、消費者庁に受理された。この4月に同制度が始まって以来、生鮮野菜の受理は初めて。
大豆イソフラボンの働きのうち、今回の機能性表示は骨の健康維持に焦点をあて、パッケージで”健康”を訴求している。商品は同社の信州第一工場(長野県駒ケ根市)で生産。スーパーなどの店頭価格で200㌘入り70円程度を想定する。

イオン農業法人のコメ収穫始まる 農地バンク活用で

イオン農業法人のコメ収穫始まる 農地バンク活用で

イオンは9月19日、埼玉県羽生市でコメの収穫を本格的に始めた。政府が推進する、意欲のある生産者に農地を貸す「農地バンク」を活用する制度で、今回が初の生産、収穫となる。作付面積は15.4㌶で、埼玉県産のブランド米「彩のかがやき」やコシヒカリなどを育てている。10月中旬から埼玉県内のスーパーで販売する予定。子会社のイオンアグリ創造(千葉市)が羽生農場で10月にかけて順次、収穫する。