「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

「サルパ」の異常発生でエビ、カニ漁に大きな被害

「サルパ」の異常発生でエビ、カニ漁に大きな被害

日本海における動物性プランクトン「サルパ」の大量発生で、エビ漁、カニ漁に大きな被害が出ている。エビの漁獲量は半減、カニ漁も20%減となっている。
サルパは生物学上ホヤの仲間に分類されるが、植物性プランクトンを主食とし、透明なゼラチン質に包まれ海中を浮遊している。日本海の海水温の上昇で異常な勢いで増殖しているとみられている。
漁業関係者によると、ねばねばしたゼラチン状の物質が漁網に付着して簡単に取れないという。数年前にエチゼンクラゲの異常発生による被害があったが、「あれは網から出せばよかったが、今回のサルパはくっついたねばねばは、取り除くのに手間がかかり、始末に負えない」と漁業関係者は嘆いている。

京・錦市場に正月用食材 寒波到来で一気に年の瀬

京・錦市場に正月用食材 寒波到来で一気に年の瀬

「京の台所」京都・錦市場(京都市中京区)に黒豆、棒だら、白みそなど正月用食材が並び始めた。記録的な温かさから一変、寒波到来、西高東低の冬型気圧配置となり、寒さが増してきただけに、一気に年の瀬を感じさせる風景となった。
錦市場は誕生してから今年で400年。料亭や家庭に新鮮な食材を提供するだけにとどまらず、観光客向けのスペースを設けるなど時代の変化にも対応している。

不二製油と相模屋食料 折半出資で新会社設立

不二製油と相模屋食料 折半出資で新会社設立

不二製油グループ本社と豆腐メーカーの相模屋食料(群馬県前橋市)は12月16日、折半出資で新会社「だいずオリジン」(同)を設立したと発表した。不二製油の技術力と相模屋食料の商品開発力を生かし、新しい発想の大豆加工食品を開発する。両社はすでに業務提携しているが、新会社の設立により関係を強化する。

2016年初開催『肉フェス』大阪に24店舗集結

2016年初開催『肉フェス』大阪に24店舗集結

「スーパープレミアム」の冠を付けて関西に初上陸する『肉フェス』(2016年1月2~6日、京セラドーム大阪)のラインアップが発表された。
「肉フェス」総合優勝4冠の「門崎熟成肉 格之進」、エリア優勝2冠の「焼肉清左ヱ門 六本木店」のほか、「ガリバタロックステーキ」が人気の「ステーキハウスUS・6」、『ケバブグランプリ2015』のチャンピオン「efeケバブ」、仙台の名店「牛タンのせんだい」など総勢24店舗の話題の肉店が大阪に集結する。入場券は飲食代別途で700円。

練乳はちみつ入りチューハイ期間限定で サントリー

練乳はちみつ入りチューハイ期間限定で  サントリー

サントリースピリッツは「ほろよい<白いサワープレミアム>」を2016年1月26日から3月上旬までの期間限定で販売する。さわやかな乳性飲料の味わいが人気のチューハイ「ほろよい<白いサワー>」をベースに、練乳とはちみつを加えて、より濃厚でまろやかな味に仕上げた。想定価格は350ml入りで税別170円。

ミスド 期間限定で「ポン・デ・シュードーナツ」

ミスド 期間限定で「ポン・デ・シュードーナツ

ミスタードーナツは「ポン・デ・シュードーナツ」(97円)を12月から期間限定で販売する。ポン・デ・シュードーナツはポン・デ・リングの生地とシュー生地をブレンドした、もっちり食感のドーナツ。
今回は前回の販売時に人気の高かったクッキー入りホイップを詰めた「クッキークリーム」に、新たに季節を問わず人気の高い3種のクリームを使用した「カスタード」「ストロベリー」「キャラメル」を加えた計4種をラインアップした。

伊勢エビ JAL機内食に 伊勢志摩サミットへ食材PR

伊勢エビ JAL機内食に 伊勢志摩サミットへ食材PR

2016年5月の伊勢志摩サミットを前に、三重県と日本航空が12月12日、県監修の機内食を発表した。伊勢エビの和え物、熊野地鶏の煮込み、松阪豚のワイン煮など県産食材14品を使うメニューでPR。
16年3月~8月、中国やタイ行きなど、中部空港発の国際便4路線のビジネスクラスで提供する。同県とJALによる「食と観光に関する協定」の一環で、春と夏のメニューがある。

東洋ライス レトルトの玄米でふっくら食感実現

東洋ライス   レトルトの玄米でふっくら食感を実現

東洋ライスはレトルトご飯「金芽ロウカット玄米ごはん」を売り出した。玄米は白米に比べてミネラルやビタミン、食物繊維などの栄養価が高い。
同社では特別な方法で玄米の表面を覆うロウ層を取り除くことで、一般的な玄米よりふっくらした食感を実現したという。3食(1食150㌘)入りで希望小売価格は税別444円。

ヤンマー 独自技術で養殖したカキの出荷開始

ヤンマー 独自技術で養殖したカキの出荷開始

農機メーカーのヤンマー(大阪市北区)は、大分県漁協などと協力し、自社ブランドの養殖カキの出荷を12月から始めた。独自技術で生育期間を短縮。養殖場所の同県国東市にちなんで「くにさきOYSTER」と名付けた。今年度に60万個を出荷し、中期的に年間数百万個の生産をめざす。高品質な生食用の殻付きカキだ。
国東市のふるさと納税の返礼品として出荷を始めた。今後はスーパーや飲食店向けにも出荷する。将来的には香港など海外への輸出も視野に入れる。同社はすでに野菜生産に取り組んでいるが、魚介類の出荷にも本格的に乗り出す。

2015年の一皿に、にぎらずにできる「おにぎらず」

2015年の一皿に、にぎらずにできる「おにぎらず」

その年の世相を反映し、話題になった料理を選ぶ「2015年今年の一皿」に、講談社・週刊モーニングに連載中のうえやまとちさんの漫画「クッキングパパ」に登場する「おにぎらず」が選ばれた。
海苔(のり)の上にご飯を敷き、その上に具材を乗せて、海苔の四隅を中心に合わせるような形で包み、半分に切ったもの。切ると中身がきれいに見えるのが特徴。
選定理由について、ぐるなび総研は①おにぎりが「にぎらずにできる」という逆転の発想に新鮮な驚き②「外食」でも広がりを見せ、メニューに加える店が増えた③コメ離れが進む中、斬新なアイデアでコメの可能性を広げた-などを挙げている。