「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

農水省 スギ花粉症「治療米」を20年度にも販売へ

農水省  スギ花粉症「治療米」を20年度にも販売へ

農林水産省は2020年度にも、スギ花粉症治療米の実用化を目指す。すでにベースとなるコメ品種は開発済み。薬事規制関連で厚生労働省、製薬会社などと連携を図りつつ、承認審査のための治験や製品開発を進めて販売につなげる。農業法人などで治療米を栽培する方法も検討する。スギ花粉症患者は国内3000万人以上いるといわれ、治療米が実用化されれば、消費量減少で価格下落が続くコメの高付加価値化や、休耕田対策にもつながりそうだ。

花粉症治療米の原理は、アレルギー原因となるスギ花粉成分をコメの中のタンパク質に注入し、抗原タンパク質として白米に蓄積させるもの。農業生物資源研究所が14年度までの委託研究でコメ品種を開発しており、マウスでの3週間投与でアレルギー反応が低減することも確認済みという。

独自の製法で和風の玉葱ドレッシング 北海道バイオ

独自の製法で和風の玉葱ドレッシング  北海道バイオ

北海道バイオインダストリー(札幌市豊平区)は、独自の「BRC製法」を採用した調味料「北海道深み玉葱ドレッシング」を全国の量販店などで発売した。味はしょうゆベースの和風の味に仕上げた。1本150㍉㍑入りで価格は400円(消費税抜き)。2年後までに70万本の販売を目指す。

麦芽100%で糖質オフ機能性ビール アサヒ・セブン&アイ

麦芽100%で糖質オフ機能性ビール アサヒ・セブン&アイ

アサヒビールは2月26日、麦芽100%で糖質40%オフの機能性ビール「アサヒ ザ・ロイヤルラベル」をセブン&アイ・ホールディングスと共同開発、3月13日からセブン-イレブンやイトーヨーカ堂などの酒類取扱店で販売すると発表した。麦芽100%で糖質オフの機能性ビールは初という。主な販売対象は健康志向が高い50代以上のビールユーザー。販売目標は年間60万ケース(1ケースは大瓶20本換算)。ロイヤルラベルはアルコール分が5%で、容量350㍉㍑缶(消費税込み213円)と500㍉㍑缶の2サイズがある。

コメ価格一段と下落 1月の相対取引で前月比0.5%安

コメ価格一段と下落 1月の相対取引で前月比0.5%安

コメの価格が一段と下落している。農林水産省が2月27日発表した2014年産米の1月の相対取引価格は60㌔1万2078円(全銘柄平均、消費税込み)と前月から0.5%下がった。前年同月の13年産米に比べると16.9%安い。コメの需要が振るわず、供給過剰感はいぜんとして強い。相対取引価格はJAグループなど出荷業者がコメ卸に販売する価格。主な銘柄の動きをみると、北海道産「ゆめぴりか」が前月比16%安と大幅に下がった。秋田産「あきたこまち」は前月比1.3%安、新潟産の一般コシヒカリはほぼ横ばいだった。

14年は冷凍パスタ・米飯が高い伸び 富士経済分析

14年は冷凍パスタ・米飯が高い伸び   富士経済分析

富士経済(東京都中央区)は、2014年の加工食品市場分析をまとめた。13年比で伸び率が大きかったのは冷凍米飯類、冷凍パスタで、それぞれ8.3%増(234億円)、4.1%増(483億円)と分析。冷凍米飯は本格的な朝食を求める需要、冷凍パスタは生パスタブームが背景、要因として挙げている。

冷凍米飯の注目商品ではニチレイフーズの「本格焼おにぎり」などを挙げた。シニア層の購買につなげたことがヒットの要因としている。冷凍パスタでは日清フーズの「青の洞窟PREMIUM」。めん類では13年まで伸びをけん引していた生めんタイプのノンフライめんに一服感がみられるとしている。

米国産食肉1月は落ち込む 冷蔵豚・牛肉は4割減

米国産食肉1月は落ち込む  冷蔵豚・牛肉は4割減

1月の財務省貿易統計(確報)が2月26日発表された。これによると、米西海岸での労使対立で物流が滞った影響で、米国産食肉の落ち込みが目立った。冷蔵豚肉は9760㌧と前年同月比41%減った。冷蔵牛肉も3193㌧と同46%減った。一方で保存がきく冷凍品は牛肉が同23%増、豚肉が同7%増となった。冷蔵・冷凍の合計は牛肉が前年同月比1割減の1万1381㌧、豚肉が同3割減の1万5420㌧だった。米西海岸の労使対立は2月20日、暫定合意したが、当面は冷蔵を中心に品薄が続くとみられる。

全日空 3月から機内食などで大阪の「食」紹介・PR

全日空 3月から機内食などで大阪の「食」紹介・PR

全日本空輸は2月26日、3月から国内外の路線の機内食や空港ラウンジで大阪の特産物や酒類などを提供する取り組みを始めると発表した。これは全国47都道府県の地域活性化と誘客増加を目指すキャンペーンの一環で、大阪を3~5月の3カ月間特集する。機内でも大阪の観光名所や中小企業などを紹介する映像を流す。

1月の外食産業売上高5.0%減で2カ月連続前年割れ

1月の外食産業売上高5.0%減で2カ月連続前年割れ

日本フードサービス協会が2月25日発表した1月の外食産業の売上高は、前年同月比5.0%減で2カ月連続して前年割れとなった。ファストフード業態は同11.3%減で、とくに洋食が日本マクドナルドで起きた食物への異物混入問題の影響で同22.7%減と、東日本大震災直後を上回る下げ幅となった。和食はメニュー改訂や定食メニュー好調で、客単価が伸び同1.4%増だった。ファミリーレストラン業態は、客単価の上昇が寄与し同3.0%増だったが、洋風と中華で客数が前年を下回った。

イオンアグリ創造 三重県に直営農場オープン

イオンアグリ創造  三重県に直営農場オープン

イオングループで農業事業を展開するイオンアグリ創造(千葉市美浜区)は、三重県いなべ市に東海エリアで初のイオン直営農場「三重いなべ農場」をオープンした。同社はこれに先立ち、いなべ市と農業参入に関する協定を結んだ。9月上旬からキャベツと白菜の露地栽培を開始。来年度は小松菜の施設栽培を行う。また、直営の農場では初となるイチゴ栽培も実施する。同社の農場はこれで19カ所目。

お好み焼き「ぼてぢゅう」の東京フード フィリピン進出

お好み焼き「ぼてぢゅう」の東京フード フィリピン進出

お好み焼き「ぼてぢゅう」を展開する東京フード(東京都渋谷区)はフィリピンに進出する。このほどフィリピンのエンタテインメント企業とフランチャイズチェーン(FC)契約を結んだ。2015年度内にマニラ市の商業施設に旗艦店を開き、5年で30店の展開を目指す。ベトナムなどへの進出も計画しており、東南アジア市場を広く開拓する。