「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

愛媛県が和牛・養殖魚など県産3食材に新ブランド名

愛媛県が和牛・養殖魚など県産3食材に新ブランド名

愛媛県は県産食材のPRにつなげようと、新たに開発された和牛や養殖魚、かんきつ類の新たにネーミングしたブランド名を公表した。新たな県産食材は高級感を演出し、高値での販売を目指していく。
県ブランド戦略課によると、ブランド名を付けたのは、県農林水産研究所が新開発した和牛、食味がマグロに似ているという「スマ」の養殖魚、県高級かんきつの一つ「甘平(かんぺい)」の選別品の計3種類。それぞれ専用のロゴマークもつくった。このうち県が2011年度から約4年間かけて開発した牛肉は「愛媛あかね和牛」と名付けた。

技術や味わいで一流のすしの普及を 世界のすし職人集合

技術や味わいで一流のすしの普及を 世界のすし職人集合

世界のすし職人が頂点を目指して競う「グローバル寿司チャレンジ2015」の決勝大会が11月25日、東京都内で行われた。14の国と地域での予選を勝ち上がった14人が、伝統の「江戸前すし」と独創性を競う「創作すし」の2分野で技を披露。接戦の結果、日本代表の地引淳さん(45)が優勝した。2位にはシンガポール代表のキン・ミェン・タンさん(32)、3位にはアメリカ代表のタカトシ・トウシさん(44)が選ばれた。
すしはすでに各国の食文化と融合し世界中で親しまれている。国際すし知識認証協会などでつくる実行委員会によると、海外には2万店以上の「すしレストラン」がある。ただ、そのほとんどは衛生管理やすしに関する正しい知識がないままに営業しているのが現状という。
このため、「グローバル寿司チャレンジ」は見た目だけでなく、技術や味わいでも一流のすしを普及させたいと、今回初めて企画された。

岐阜・本巣市で富有柿収穫が最盛期「音楽柿」も

岐阜・本巣市で富有柿収穫が最盛期「音楽柿」も

岐阜県本巣市で特産の富有柿の収穫が最盛期を迎えている。柿にクラシック音楽を聞かせた「音楽柿」も昨年に続き収穫されている。クラシック音楽を流して育てる柿は、市内の柿農家でつくるマル糸柿振興会青年企画部の発案で、昨年から始まった試み。今年は40戸の農家で約30㌶で実施したほか、JA岐阜糸貫選果場でも音楽を流している。

自分たちで育てた古代米で餅つき体験 福井市酒生小

自分たちで育てた古代米で餅つき体験 福井市酒生小

福井市成願寺町の酒生小学校5年生28人が11月25日、自分たちでつくった古代米で餅つきをした。「総合的な学習の時間」に水田を借りて古代米の苗を植え、イノシシに荒らされながらも、草取りなど自分たちで世話をして約240㌔を収穫。
この日は地域の人たちの力を借りながら、重さ2㌔ほどのきねを使って力強く持ちをついた。つき上がった餅をほお張りながら「柔らかさが、いつも食べている餅と違う。自分で一からつくったお餅はおいしい」と話していた。餅はあんこやきな粉をまぶして全校生徒に配られた。

秋サケ不漁 高い海水温影響か 水揚げ4割減

秋サケ不漁 高い海水温影響か 水揚げ4割減

秋サケ漁が振るわない。岩手県が11月10日にまとめた漁獲速報では昨シーズンに比べ沿岸漁獲の水揚げ高は約4割減少している。高い海水温が影響しているとみられる。来春の稚魚の放流に必要な採卵数を確保するため、山田町のサケのつかみ取りイベントも中止に追い込まれている。
宮古市魚市場によると、水揚げ量は今のところ昨年同期に比べ17万匹以上少ないという。震災で沿岸のふ化場が被害を受け、4年半前の放流は例年の3分の2にとどまった。県はシーズン前から沿岸に戻ってくるサケは約500万匹で、震災前の6割程度と予測していた。しかし、これまでの実績はこの予測をさらに下回っている。

東大阪に台湾まぜそば「麺屋こころ」関西初出店

東大阪に台湾まぜそば「麺屋こころ」関西初出店

近鉄大阪線「長瀬」駅近くの通称「近大通り」にこのほど、台湾まぜそばを提供する「麺屋こころ長瀬店」(東大阪市小若江)がオープンした。
鷹の爪とニンニクで炒めたピリ辛の「台湾ミンチ」などを乗せた汁なし麺「台湾まぜそば」。価格は基本定番の台湾まぜそばが780円~。
台湾まぜそばは名古屋発祥で、名古屋市内では人気で多店舗展開している。東京にはすでに進出済みだが、関西へは今回が初めての出店となる。

長野・佐久市の酒蔵がフランスで日本酒をPR 好評博す

長野・佐久市の酒蔵がフランスで日本酒をPR 好評博す

長野県佐久市の酒蔵、土屋酒造店が10月、フランスのワインやシャンパンの主要産地で日本酒をPR、いずれも好評だったという。同社の土屋聡社長(37)らが訪れたのはワインやシャンパンの製造が盛んなシャンパーニュ地方にある都市ランスとブルゴーニュ地方のボーヌ。
現地のレストランで、同社のブランド「亀の海」や「茜(あかね)さすなど4種類の日本酒を提供。客からは「こんなに繊細な日本酒があることは知らなかった」など、日本酒に対する関心が高まっていることもあって、いずれも好評を博した。

フードバンク全国推進協議会が始動 食品ロス削減へ

フードバンク全国推進協議会が始動 食品ロス削減へ

食品メーカーから出る規格外品などで貧困層を支援する「フードバンク活動」の全国推進協議会が動き出した。全国組織の結成に貢献したのは、メジャーリーガーの岩隈久志投手(シアトルマリナーズ)や、大相撲の嘉風関らが参加する「アス食プロジェクト」だ。同協議会は11県の同活動団体が加盟、貧困調査や資金調達を通し、全国に約40あるフードバンク団体と連携を深めていく。
岩隈投手は今年から投球回数、嘉風関は勝ち星の数に応じて国内の貧困家庭の子供にフードバンクを通じて国産米を贈る活動を続けている。それがフードバンク活動のPRにつながり、全国組織結成の機運を高めた。
全国組織設立の背景にあるのが食品ロスの削減だ。日本で廃棄される食品の量は約2000㌧(2014年)に上り、このうち事業者の過剰在庫や手つかずの食品など、まだ食べられるのに廃棄される量は643万㌧と3割を占めている。農林水産省はこの可食分をフードバンクに寄付するよう呼びかける方針だ。

宮崎県が初めて鹿児島県抜く 芋焼酎出荷バトル

宮崎県が初めて鹿児島県抜く 芋焼酎出荷バトル

鹿児島県酒造組合はこのほど2014年酒造年度(14年7月~15年6月)の芋焼酎出荷量を発表した。これによると宮崎県は前年度比6.5%増の10万313㌔㍑で、同7.1%減の9万3040㌔㍑にとどまった鹿児島県を抜いた。
1990年の統計開始以来、初の首位交代となった。芋のほか、麦などを含めた本格焼酎全体の出荷量でも鹿児島県は宮崎県に抜かれ、10年連続のトップの座から陥落した。
宮崎県の焼酎出荷量の約3分の2を占めるのは、1998年から「黒霧島」を販売する霧島酒造(宮崎県都城市)だ。帝国データバンク福岡支店調べによると、首都圏中心にシェアを伸ばし、焼酎メーカーの売上高ランキングで3年連続首位を維持している。

真田幸村モデルの純米酒 和歌山県の酒造団体

真田幸村モデルの純米酒  和歌山県の酒造団体

大坂夏の陣(1615年)から400年を記念し、和歌山県の酒造関連団体が豊臣方で戦った武将、真田幸村をイメージした赤ラベルの日本酒と焼酎を売り出した。
2016年のNHKの大河ドラマが「真田丸」ということもあり、同県九度山町で隠棲した幸村に着目。純米酒「幸村出陣」のイラストは、甲冑(かっちゅう)姿が勇ましい。