「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

大阪で日本酒の魅力を知る・味わうフォーラム

大阪で日本酒の魅力を知る・味わうフォーラム

日本酒の魅力を紹介する「2014日本酒フォーラム~知るほどにおいしい日本酒の世界」と銘打ったイベントが12月3日、大阪市北区のヒルトン大阪で開かれた。ソムリエの田崎真也さんらの講演会や、和食と合わせた日本酒の試飲会があり、抽選で選ばれた屋区150人が参加した。和食の魅力を引き出す日本酒の普及を後押しするため、新聞社数社が主催した 。フードコラムニスト門上武史さん、田崎さんのトークセッションなどの後、刺し身などの和食とともに日本酒を味わい、参加者らは和食との相性の良さを堪能した。

水中の酸素量増やす「微細気泡発生装置」開発 IDEC

水中の酸素量増やす「微細気泡発生装置」開発 IDEC

制御用機器大手のIDECは、「微細気泡発生装置」で大気中の酸素を効率よく水に混ぜて、ビニールハウスの農作物の収穫医療を1割程度増やす技術を開発した。水中の酸素量を通常より6割程度増やし野菜などの早期育成を促す。肥料の投入量を抑制したり栄養価も高めたりできるという。IDECは強みとする制御技術で、農業分野にも事業領域を広げる。ビニール栽培を手掛ける各農家の土壌の状況や日照条件などを考慮して顧客ごとに専用装置を開発する。価格は1000万円からで、ビニールハウスの大きさなどで変わる。モスフードサービスが出資するトマトの生産会社「サングレイス」(静岡県菊川市)と狂堂で実証実験を始めている。

駿河湾のサクラエビ 水揚げ振るわず2~4割高

駿河湾のサクラエビ 水揚げ振るわず2~4割高

サクラエビが高い。猟期序盤の水揚げが振るわず、生産地の駿河湾での取引価格は10月以降、1箱(15㌔)4万500~5万円で推移している。前年同期比2~4割高の水準。駿河湾でのみ漁獲されるサクラエビは春と秋の2回猟期がある。春漁は前年に比べ水揚げ量がが2割少なかった。

「和食文化の継承」テーマに留学生に講演会

「和食文化の継承」テーマに留学生に講演会

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」をテーマにした講演会が12月2日、京都市上京区の同志社大学で行われた。講師は料亭菊乃井(東山区)の主人、村田吉弘さんが留学生に、日本の食文化の継承にかける思いを熱く語った。日本の「食」に興味を持つ外国人が増えていることから、留学生にも和食の知識を深めてもらおうと同大日本語・日本文化教育センターが企画した。

エースコック カップ麺自慢のスープは近大マグロ

エースコック カップ麺自慢のスープは近大マグロ

エースコック(大阪府吹田市)と近畿大(東大阪市)は12月1日、近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)が完全養殖したクロマグロ「近大マグロ」の中骨だしを使ったカップ麺を発売したと発表した。近大水産研が監修し、近大マグロの骨から抽出したエキスを使った深い味わいの塩スープに仕上げた。カップ麺の希望小売価格は211円。全国のコンビニエンスストアやスーパーに150万食を限定販売する。

元気寿司 中国内陸部に進出 沿岸部に軸足置く方針転換

元気寿司 中国内陸部に進出 沿岸部に軸足置く方針転換

回転ずし大手の元気寿司(栃木県宇都宮市)は、中国内陸部での店舗展開に取り組む。第1弾として四川省の成都と重慶市に出店した。同社はこれまで中国本土では沿岸部の上海や広州、深圳を軸に店を増やしてきたが、高成長が期待できる内陸部に重点を移す。海外店舗数を2018年3月期に250店と前期(14年3月期)の約2.3倍に拡大し、東南アジアを含む成長市場を開拓する。同社の海外店は14年9月末で、米国や中国本土、香港、東南アジアなどで130店を運営。うち香港に69店、中国本土に39店ある。

eBASE がコメの商品履歴をクラウドで「見える化」

eBASE がコメの商品履歴をクラウドで「見える化」

eBASE(イーベース、大阪市北区)は12月1日、食品業界企業向けに「食の安心安全(アカウンタビリティー/トレーサビリティー)」の実現に向けて、品質管理クラウドサービス「FOODS  eBASE  Cloud」上で稼働する「商品・品質検査情報管理・公開システム」の開発を、丸紅から受託し、ダイエーオリジナル「蔵米」の情報管理を2014年12月から本格稼働したと発表した。

「Microsoft  Azure」上で稼働しているこのシステムは、商品の企画・生産・販売の各段階ごとに、商品情報や品質検査情報を管理し、さらに消費者へ情報を公開するシステムとして、精米工場、食品卸事業者、品質検査会社、販売店および消費者を、一元的にクラウドサービスでつなげるシステムだ。販売店の承認を経て、原料玄米の産地、品種、産年や精米工場名や所在地および炊飯時の品質検査結果情報を消費者が簡単に検索できるシステムを構築した。

鶏卵相場 高値で安定 1㌔242円で5年間の平均比15%高

鶏卵相場 高値で安定  1㌔242円で5年間の平均比15%高

需要最盛期の年末が近づく中、鶏卵相場が高値で安定している。昨年は11月の1カ月間で2割以上高くなったが、今年は一転して落ち着いた動きとなっている。高値を受けて小売店が特売を減らしていることや、加工業者が早めに手当てを進めたことで、昨年のような品薄状態とはなっていない。

指標となるJA全農たまご(東京都新宿区)のMサイズ加重平均価格は、盆休み明けから9月中旬にかけて3割ほど上昇した。ところが、その後の2カ月はほぼ横ばいで推移した。11月中旬に1㌔245円と5円(2%)引き上げられただけだ。11月の平均価格(1㌔242円)は過去5年の平均に比べて15%高い。このため、1パック(600㌘前後)98円の特売では採算に合わない。供給が安定していることで需給は均衡しており、年末までの上昇幅は最大1㌔10~20円程度とみる向きが多い。

外食各社が海外出店計画「日本食」東南アで攻勢

外食各社が海外出店計画「日本食」東南アで攻勢

外食各社の東南アジアへの出店計画が明らかになった。コロワイド(横浜市西区)は年内にインドネシアの現地企業、マスピオングループのマリンド・ボガと合弁会社を設立し、焼肉店「牛角」の展開を始める。しゃぶしゃぶ店「温野菜」と合わせ5年で50店を設ける計画だ。1号店はジャカルタに出店する。

フィリピンでは外食チェーン、ロイヤルホールディングス(HD、東京都世田谷区)が2015年1月にマニラに「天丼てんや」の1号店を開く。FC展開で今後5年で20店弱に増やす。元気寿司(栃木県宇都宮市)はフィリピンに15年8月までに1号店を出す。このほど現地企業とFC契約を結んだ。大手回転すし店のフィリピン進出は初めてという。

コロワイドは海外に約70店、うちアジアで約40店を展開する。「天丼てんや」の海外展開はタイ、インドネシアに続き3カ国目。元気寿司は海外7カ国に約110店を展開しており、東南アジアではシンガポール、タイ、インドネシアに出店している。

養殖トラフグの安値続く 2年前より3割安 需要低調

養殖トラフグの安値続く 2年前より3割安  需要低調

養殖トラフグの安値が続いている。2012年にフグの取り扱いについて、東京都で条例が改正され、ふぐ調理師以外でも都に届け出た飲食店などが販売や調理できるようになったことで、これを機に一時は消費の増加が見込まれたが、引き合いは盛り上がりを欠いたままで、価格は長く低迷が続いている。期待は完全に空振りに終わった。

養殖トラフグの取引で指標となる山口県下関市の南風泊市場での卸値は、前年同期と同値の1㌔1800~2000円で推移している。ただ、2年前と比べると3割安い水準だ。2013年は「(卸値が)2000円を割る記録的な安値」をつけた。そして、今年もその安値が続いている。