「和食材のニュース」カテゴリーアーカイブ

不二製油 大豆の分離技術をミラノ万博に出品

不二製油  大豆の分離技術をミラノ万博に出品

不二製油は、2015年5月からイタリアで開催されるミラノ国際博覧会(ミラノ万博)に、独自の食品加工技術を出品する。USS製法という、大豆を豆乳クリームと、低脂肪豆乳に分離する技術だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)などが運営する日本館で、すしロボット、食品の乾燥技術(フリーズドライ製法)とともに、日本の新しい食品加工技術として紹介される。ミラノ万博は「食」をテーマに2015年5月から同年10月末まで開かれ、開催期間中に2000万人の来場者が見込まれている。

福島県産食品購入「躊躇する」19.6%に増加 消費者庁

福島県産食品購入「躊躇する」19.6%に増加  消費者庁

消費者庁は10月1日、東京電力福島第1原発事故の風評被害に関する意識調査の結果を公表した。福島県産食品の購入を「躊躇(ちゅうちょ)する」と答えた消費者は19.6%で、前回(2014年2月実施)より4.3ポイント増えた。また、食品購入時に「産地を気にする」「どちらかといえば気にする」と回答した割合は70%で、前回より4.3ポイント増加した。調査は4回目。

コロワイドが「かっぱ寿司」を買収 外食4位に

コロワイドが「かっぱ寿司」を買収  外食4位に

外食大手のコロワイドは回転ずし店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトホールディングスを買収する。TOB(株式公開買い付け)や第三者割当増資の引き受けにより、カッパの株式の過半を取得する。コロワイドは焼き肉店「牛角」の運営会社の買収などで事業を多角化している。外食業界6位のコロワイドがカッパを子会社にすれば、売上高の単純合計は約2400億円となり、吉野家ホールディングス、ワタミを抜いて業界4位に浮上する。

コメ13年産在庫8月末78万㌧に 平均60㌔1万3684円

コメ13年産在庫8月末78万㌧に  平均60㌔1万3684円

農林水産省は9月30日、2013年産米の8月末時点の民間在庫が、前年同期の12年産米と比べ5%減の78万㌧だったと発表した。14年産の新米の流通が始まった後も、消費量1.2カ月分の13年産米が残っている計算だ。13年産米の8月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月比2.5%安の60㌔1万3684円だった。

「灘の酒で愉しむ和食の世界」240人が会席料理を堪能

「灘の酒で愉しむ和食の世界」240人が会席料理を堪能

和食のユネスコ無形文化遺産登録を機に、日本酒の良さを再発見しようと企画された「灘の酒で愉(たの)しむ和食の世界」が9月30日夜、ホテルグランィア大阪(大阪市北区)であり、抽選で選ばれた約240人が和食と酒を堪能した。

歌舞伎役者の片岡愛之助さんと、「日本酒で乾杯推進会議」運営委員長で沢の鶴社長の西村隆治さんが伝統文化の継承をテーマに対談した。参加者は同ホテ和食料理長の若松俊二さんが考案した、秋の味覚をふんだんに使った会席料理を食べながら、灘の酒を飲み比べて秋の夜を愉しんだ。

東芝 遊休施設を植物工場に 無農薬野菜を生産

東芝 遊休施設を植物工場に 無農薬野菜を生産

東芝は遊休施設を活用した植物工場で無農薬野菜の生産を始めた。半導体や照明事業で培った除菌や光源、生産管理技術を使い、水耕栽培する。レタス、ホウレンソウ、ミズナなどを栽培し、10月下旬から出荷を始める。年間300万株(レタス換算)を生産し、年間3億円の売り上げを目指す。神奈川県横須賀市にある休止中のフロッピーディスク工場の一部を活用した。

ローソン 高級食品スーパー成城石井を550億円で買収

ローソン 高級食品スーパー成城石井を550億円で買収

コンビニエンスストア大手のローソンは9月30 日、首都圏を中心に高級食品スーパーを展開する成城石井(横浜市)を買収すると発表した。三菱商事系の投資ファンド、丸の内キャピタル(東京都千代田区)が保有する成城石井の全株を10月31日付で取得する。取得総額は有利子負債200億円弱などを含んだ約550億円。成城石井が持つ高級志向の商品開発力や主婦・富裕層の集客力をコンビニエンスストア事業に活用する。ローソンは買収後も『成城石井』の店名や商品群は変えない。

 

「すき家」1167店が深夜休業 人手不足解決できず

「すき家」1167店が深夜休業 人手不足解決できず

牛丼チェーン「すき家」を采井するゼンショーホールディングス(HD)は9月30日、10月1日からすき家の全店舗の約6割にあたる1167店で、午前0時から午前5時までの深夜営業を当面休止すると発表した。すき家は深夜、1人で接客や調理を担当する「ワンオペ」など、過酷な労働環境が表面化。外部有識者でつくる第三者委員会の提言を受け、「ワンオペ解消」を目指したが、人手不足を解決できず、現在、24時間営業している1843店のうち、約6割にあたる1167店の店舗で深夜営業が困難と判断した。

「特定米穀」14年産供給量が増加見込みで一段安

「特定米穀」 14年産供給量が増加見込みで一段安

米菓や味噌の原料に使うコメの「特定米穀」が一段と値下がりしている。2012年産の価格高騰で需要が減退した影響が尾を引いているうえ、14年産は供給量が増加するとの見通しが出ているためだ。輸入米から原料を切り替える動きも一部で出ているが、価格を押し上げるほどではない。

特定米穀は主食用に向かない粒の小さいコメを指す。13年産の特定米穀の取引価格は現在1㌔45円前後(無選別品)。1年前の出回り始めは90円程度だったが、ほぼ半値に落ち込んだ。12年産の主食用米が高値となった時に発生した、外食店などの代替需要が一巡したのに加え、米菓メーカーなどが輸入米の使用比率を高めたことも影響している。