「ダイエー」消える イオン”流通革命”リセットへ
イオンは9月24日、ダイエーを完全子会社化すると発表した。同社はグループの生鮮食品をはじめとするスーパー事業を再編するのに合わせて、2018年度をメドに「ダイエー」の店名をなくす。ダイエーが事実上、消滅するとともに、故・中内功大規模店舗を軸とした「流通革命」が役割を終えた。
から揚げ持ち帰り店出店加速 吉野家、KFCなど
吉野家ホールディングス(HD)と日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は持ち帰り専用のから揚げ店の出店を加速する。吉野家HDは2014年内に現在の約2倍の10店、日本KFCは14年度内に約6倍の23店にする。
吉野家HDは傘下のグリーンズプラネット(東京都北区)を通じて、2013年12月に東京都小平市でから揚げ店「からから家」の1号店を開いている。日本KFCはから揚げ持ち帰り店「KFC鶏から亭」を4店舗展開している。働く女性の増加などで総菜需要は増加。コンビニエンスストアなども強化を進める中、外食事業の調理のノウハウなどを生かして事業を広げる。
神戸ビーフなど香港で兵庫県産食品フェア 10月
兵庫県は、香港・中環(セントラル)に立地する日本料理店「銀座いわ 美食倶楽部吉田」で、神戸ビーフをはじめ県産農水産物や加工品11種類を使った「兵庫県フェア」を10月1日から1か月にわたり開く。丹波黒(大豆)や明石産のタコ・タイ、淡路産たまねぎなどを使った11品のコースを提供する。
メーン食材の神戸ビーフはもも肉のすき焼きやランプ肉などの炭火焼といった、現地の消費者がこれまで食べていない部位も提供。ロース、ヒレとは違った食べ方を発信し、新たな需要を開拓する。牛すじ煮込みにも神戸ビーフを使う。現地では和食人気が高まっていることから、これまで知られていなかった食材や調理方法などを紹介し、県産農水産物や加工食材の東南アジアや中国本土での需要拡大を目指す。