「電解水素水」農業に活用 自治体などと連携 収量向上

「電解水素水」農業に活用 自治体などと連携 収量向上

大阪市の整水器メーカーが、水素を多く含むアルカリ性の水「電解水素水」の農業分野での活用検証を進めている。日本トリムだ。
中性から弱酸性の水道水に含まれる塩素や鉛などの不純物をフィルターで除去した後、さらに電気分解。抗酸化性のある水素を豊富に含んだアルカリ性の「電解水素水」で育てた農作物は、一般的な水で栽培するよりも収穫量や品質が向上するという。
この電解水素水を採用した草津メロンは2年連続収穫量とサイズが約130%向上。また、高知県南国市の青ネギは地下水に比べ収穫重量26%増、ホウレンソウも同26%増の実績をあげている。
同社は高知県、高知大、南国市など5者で電解水素水を活用した野菜づくりで連携協定を締結、共同研究を進めている。