大阪府高槻市の農業用ハウスで、1粒の種から育ったトマトがこれまで6000個を超える実を付けた巨大なトマトの木に成長し、見学者を驚かせている。ここはプラスチック製造業の協和(高槻市)が持つ実験農場内のハウス。13年8月に種を蒔き、水耕栽培で育てたところ、茎の太さが最大3㌢、上部に水平に張ったネットを伝って枝や葉が9㍍四方に広がるまで大きくなった。
種はホームセンターなどで買える一般的な中玉サイズの品種で、水道水に鉄分やミネラルなどを含んだ液体肥料を入れ、根が栄養を十分吸収できるようポンプで24時間循環させるなどして巨大化に成功したという。