ブラジルに農業支援 物流インフラの整備で
安倍晋三首相は今夏ブラジルを訪問し、ルセフ大統領との会談で農業関連のインフラ整備を支援する考えを表明する。官民で共同の協議会を立ち上げ、ブラジルが穀物の輸出を円滑に増やせるように、農産物の輸送路や港湾、鉄道などのインフラ整備を後押しする。日本が安定して食料を輸入できる環境を整える。首相は7月下旬から8月初旬にかけてブラジルやメキシコなど中南米を歴訪する。
ブラジルは穀物大国で、日本は第5位の輸出先。トウモロコシや大豆の生産を増やしているが、港湾や道路、鉄道などの物流ルートの整備は不十分で、輸入する日本もリスクを抱えている。まず、官民の協議会で改善策を練る。