冷凍カツオの国際価格4~5割高 国内取引にも波及

冷凍カツオの国際価格4~5割高国内取引にも波及

 かつお節やツナ缶の原料となる冷凍カツオの国際価格が乱高下している。指標となるタイ・バンコク相場は直近の安値の3月と比べ、4~5割高い1㌧当たり1700~1800㌦。不漁で水揚げが少ないうえ、資源管理を目的とした操業規制も影響した。バンコク相場の上昇で、国内の取引価格も上がっている。かつお節の主要産地、鹿児島県枕崎での冷凍カツオの取引価格は、1㌔当たり170~180円と春から3割程度高い。