ハリ・ポタで独走するUSJに挑む?ひらかたパーク
「ハリー・ポッター」エリアの開業で、独走状態を呈しつつあるUSJ(大阪市此花区)の周辺で善戦、健闘しているのが老舗遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市、ひらパー)だ。USJのハリ・ポタエリアへの投資額450億円に対し、ひらパーの今年度の投資額はわずか1億円強。ひらパーの運営会社の親会社は京阪電気鉄道で、設備投資には“慎重”というより、“渋ちん”だ。それでもひらパーの7月の入園者数は前年同月比2割増で、USJのハリ・ポタエリア開業後も好調を維持している
ひらパーの集客アップの立役者は4月に園長に就いた、V6のメンバーで俳優の岡田准一さんだ。枚方市出身の岡田さんと組むことで、少ない予算でも話題提供できるとの、したたかな“読み”からだ。しかも、岡田さんの園長就任は“お飾り”ではない。与えられた使命は年間入場者数の100万人超え(13年度は95万人)で、達成できなければ解任だという。NHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」で主役を張る俳優でも加減しない。ひらパーの覚悟のほどが感じれらる。