I Tで「山田錦」酒米増産 富士通・旭酒造

I Tで「山田錦」酒米増産 富士通・旭酒造

 富士通と日本酒の旭酒造(山口県岩国市)は8月4日、人気銘柄「獺祭(だっさい)」の原料「山田錦」の増産のため、IT活用で協力すると発表した。山田錦は栽培が難しいため生産者が増えず、酒米の量が人気に追いつかない状況だ。土壌温度や水分量などのデータをインターネットで管理できる「農業クラウド」を契約農家に普及させ、栽培しやすくして増産につなげる考えだ

 富士通は独自の農業クラウドを、山田錦の生産実績のある農家に導入。日々の作業をパソコン、スメートフォンなどに入力して蓄積する。さらにセンサーで気温、土壌、水分のデータとともに、定点カメラから生育画像も収集する。