京阪電鉄が農業分野に進出「ビオ・マーケット」買収

京阪電鉄が農業分野に進出「ビオ・マーケット」買収

   京阪電気鉄道は8月6日、有機野菜販売の「ビオ・マーケット」(大阪府豊中市)を買収すると発表した。10月にビオ創業家から株式の過半数を取得し、子会社化する。沿線住民の減少で鉄道事業の伸びが見込めない中、農業分野に進出し、新たな収益源の確立を図る。

   食の安全に対する意識の高まりから、質の高い有機農産物は成長が見込めると判断した。京阪電鉄が沿線で運営する百貨店やショッピングモール、系列ホテルにも供給する方針で、グループ全体の相乗効果が見込まれる。