水揚げ量1/3で利尻・礼文島産ウニ6~8割高
旬を迎えて北海道の利尻・礼文島産ウニが高い。東京・築地市場の卸値は取引の主体となるバフンウニが1枚(250㌘)1万円前後。前年同期に比べ6~8割高い水準だ。市場に出回るウニは年間を通してロシア産が多いが、6月以降に出回る質の高い高級品は主に利尻島や礼文島で漁が行われている。
ウニの漁場は「利尻コンブ」で知られる漁場と重なっている。シケが続いているうえ、今年はコンブが多く、漁業者がコンブ漁を優先している。その結果、ウニの水揚げ量は例年の3分の1程度にとどまっているという。