カゴメカット野菜に参入専業大手と新工場建設
カゴメは、市場が急拡大しているカット野菜に参入する。専業大手のマルアキフーズ(横浜市)と青果の仲卸大手の3社で6月12日、共同出資会社を設立した。この新会社が約9億円を投じて横浜市内に新工場を建設する。延床面積は約5000平方㍍。集荷から洗浄、パック詰めまで一貫して手掛ける工場としては関東地区で最大規模になる。
栄養価を高めた機能性商品を2015年1月から首都圏のスーパーで売り出す。サラダ用カット野菜はシニア層の利用が膨らんでおり、2014年中にも市場が1000億円を超える見通し。飲料事業が伸び悩む中、農業ベンチャーなどグループの資産を生かし新たな収益源に育てる考え。