14年産米の作況「平年並み」西日本は平年下回る
農林水産省は9月26日、2014年産米の作況指数(15日時点、平年=100)が全国平均で「平年並み」の101になったと発表した。天候に恵まれた北海道や東北を中心に、東日本はおおむね順調に育っている一方で、記録的な豪雨に見舞われた西日本は、低温や日照不足などの影響で平年を下回っている。
作況指数は12月に確定するが、このまま生育すれば4年連続で100を超えそうだ。農水省は、主食用米の収穫量を789万9000㌧と予想。7月に公表した需要見通しの777万9000㌧を上回りそうだ。
都道府県別で指数が最も高かったのは北海道の108で「良」。岩手、茨城が105。沖縄は88の「不良」、広島、山口、徳島、香川が95の「やや不良」となった。全国の作付面積は昨年から8000㌶減って163万9000㌶を見込む。