築地ブランド アジアに発信 和食ブーム追い風
築地市場(東京都中央区)の仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合が10月24日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で輸出拡大を目指す計画を発表した。和食への高まりを背景に、マグロやブリなど”日本産”水産物をアジアに売り込む。同組合が海外市場の情報提供やPRを行い輸出手続きをサポートする。15年1月にはベトナムで食品会社の担当者を集めるほか、現地のバイヤーも築地に招く。
農林水産省によると、アジアの日本食レストランは2013年で約2万7000店と3年前の1.7倍。ジェトロの調査では和食の無形文化遺産登録も追い風となって、日本料理は東南アジアなどで「好きな外国料理」の1位となっている。