モヤシの原料高騰 主産地の中国の生産半減で
モヤシの原料豆、中国産の緑豆が高騰している。日本向け輸出価格は2014年産が前年度に比べ3割高くなった。中国の主産地はトウモロコシなどへの転作で生産が半減した模様。モヤシはスーパーの特売の目玉になりやすく販売価格は下落傾向だ。だが、モヤシ生産者は適正価格での販売を求める考えだ。緑豆は国内需要約5万トンのほぼ100%が輸入品で9割が中国産だ。緑豆を発芽、成長させたものがモヤシだ。
主産地の吉林省や内モンゴル自治区では作付面積が減り、収穫期の多雨で作柄も悪化した。中国の生産量は平年の80万㌧前後から40万㌧弱に減ったとの指摘もある為替の円安も日本の調達コストを押し上げている。