橋下、松井両氏出馬せず 都構想「投げ出し」回避へ
衆院選への立候補を検討していた橋下徹・大阪市長(維新の党共同代表)と松井一郎・大阪府知事(維新幹事長)は11月23日、出馬を見送ることを表明した。両氏は看板政策の大阪都構想を巡って決裂した公明党の前職が出馬する選挙区からの立候補を想定していたが、いずれも人気を約1年残しており、「投げ出し」との批判による都構想への悪影響のほか、維新の地方議員からの強い反発に配慮したとみられる。いずれにしても今回、知事と市長がそろって任期途中で辞職していれば、無責任との批判は免れず、府政・市政の混乱は必至で、そうした事態は回避された。