アーサーアグリ 高糖度ミニトマト「植物工場」契約拡大

アーサーアグリ 高糖度ミニトマト「植物工場」契約拡大

アーサーアグリ(東京都中央区)は、植物工場事業で契約農家を順次拡大、2015年に14年実績(3億8000万円)の5倍以上となる20億円以上の売り上げを目指す。同社の植物工場は有機培土で栽培した高糖度ミニトマトが主力。糖度が9度と甘いため、一般ミニトマトの2.5倍の高値で販売でき、年間を通して収穫できるのが強み。植物工場を建設しても販路開拓に悩む例が多いが、同社はトマトを全量買い取るのが特徴。

アーサーアグリの植物工場は太陽光利用型で面積1000平方㍍のハウスユニットを基本とし、天井高さが6㍍と高い。ロックウールに栄養液を供給する水耕栽培ではなく、有機培土を使うことで高糖度と濃厚なコクのトマトの栽培を実現した。苗や有機培土をアーサーアグリが供給し、約45日間で収穫が可能。ハウスユニットは約4500万円。