“光の華”20万個のLEDが彩る饗宴 長居植物園
20万個のLEDライトが夜の植物園を彩るイベント「ガーデンイルミネーション~花と光の饗宴~」が11月28日、長居公園(大阪市東住吉区)の市立長居植物園で始まった。5回目となる今回は、通常年末までの開催期間を2015年2月1日まで延長。2015年1月6日以降は新春バージョンに入れ替える。期間中、クラシックやアカペラグループのコンサートも開かれる。
アーサーアグリ 高糖度ミニトマト「植物工場」契約拡大
アーサーアグリ(東京都中央区)は、植物工場事業で契約農家を順次拡大、2015年に14年実績(3億8000万円)の5倍以上となる20億円以上の売り上げを目指す。同社の植物工場は有機培土で栽培した高糖度ミニトマトが主力。糖度が9度と甘いため、一般ミニトマトの2.5倍の高値で販売でき、年間を通して収穫できるのが強み。植物工場を建設しても販路開拓に悩む例が多いが、同社はトマトを全量買い取るのが特徴。
アーサーアグリの植物工場は太陽光利用型で面積1000平方㍍のハウスユニットを基本とし、天井高さが6㍍と高い。ロックウールに栄養液を供給する水耕栽培ではなく、有機培土を使うことで高糖度と濃厚なコクのトマトの栽培を実現した。苗や有機培土をアーサーアグリが供給し、約45日間で収穫が可能。ハウスユニットは約4500万円。
バイテック 秋田でバイオマス発電 植物工場を併設
電子部品商社のバイテック(東京都品川区)は、秋田県に間伐材を利用するバイオマス(生物資源)発電所を建設する。発電所の隣には植物工場を併設し、廃熱を活用してレタスを栽培するなどエネルギーをムダなく利用するしくみを構築する。総投資額は約17億円で2016年春の稼働を予定する。
秋田県大館市から市内の工業団地に約1万6000平方㍍の用地を賃借した。間伐材から作ったチップを地元の業者から購入する。チップを燃やした際に発生する蒸気でタービンを回して発電し、発電能力は約1000㌔㍗となる。発電所の隣には約10億円を投じて植物工場を併設する。人工の光を使って植物を育成する工場で、発電所から出た余分な熱を工場に送って栽培する。バイテックによると、レタスを年間250㌧ほど生産できるという。投資額の半分を国からの補助金で賄い、残りをバイテックが共同出資して設立する農業法人や大館市などが負担する。