農水省が農地バンクの利用率を順位付け

農水省が農地バンクの利用率を順位付け

農林水産省は、点在する農地を集約して大規模な経営者に貸し出す「農地バンク(農地中間管理機構)」について、都道府県ごとに利用率を計算し、順位付けする方針だ。農地バンクは2015年3月までに15万㌶を集める計画を建てているが、8月末時点の実績は552㌶とわずか1%にも満たない。2015年半ばまでに都道府県ごとに「格付け」し、低調な利用を後押しする。同省は今春、農地バンクを都道府県ごとに設立。安倍政権は耕作放棄地の活用や企業の参入を促す農業改革の目玉の事業と位置付けている。15年度には500億円以上の国家予算を投じる計画だ。