高齢者に配慮した収穫作業車 アテックスが刷新
農業機械メーカーのアテックス(愛媛県松山市)は、農作物の収穫に使う高床作業車を5年ぶりに刷新した。自動走行の最低速度を従来機種の半分程度に抑え、高齢者でも使いやすいようにした。高床作業車はガソリンエンジンで動き、土を盛り上げた畝をまたぎながら進む。両輪の間隔を90㌢~1㍍70㌢の範囲で調節でき、様々な幅の畝に対応できる。農家は高床作業車と一緒に畑を移動しながら、収穫したキャベツや、大根、白菜などを作業車の荷台に載せる。新機種は走行速度を4段階で切り替えることができる。価格は税抜き63万5000円で従来機種より2万5000円高い。年間で300~500台の販売を目指す。