生産地の出荷調整見通しでカキ卸値3~5割高
東京・築地市場でカキのむき身の卸値が1㌔当たり1500~1800円で前年同期比3~5割高となっている。広島、宮城・三陸産など産地での成長は順調だったが、2016年以降に出荷されるカキの、通常使用される養殖用の貝(ホタテ)が少なくなるとみられ、生産者に出荷量を調整する動きが出ているためだ。東京・築地市場へのカキの入荷量は前年同期に比べ1~2割少ない。小売価格は100㌘当たり400~500円が中心で例年より2~3割高い店もある。ただ、三陸産を中心に身の質は良いという。