15年度生乳生産量は733万㌧で横ばい 供給不足続くか
酪農生産者団体や乳業メーカーで構成するJミルク(東京都中央区)は1月23日、2015年度の生乳生産量が14年度比横ばいに733万㌧になるとの見通しをまとめた。本州以南で減少が続き、需給が引き締まった状況が続きそうだ。地域別では北海道が1%増の387万㌧、本州以南が1%減の346万㌧。北海道では搾乳の主力となる2~4歳の頭数が増える。15年度はバターの生産は増えるが、国産品の需給バランスは9000㌧超の需要超過となり、輸入動向次第で供給不足が続くとみられる。