14年の近畿圏の貿易収支は2年連続赤字 輸入は過去最高
大阪税関がまとめた2014年の近畿圏貿易概況(速報)によると、輸出は前年比7.0%増の15兆6661億円で2年連続で増加した。輸入は同6.9%増の16兆3033億円で過去最高を更新した。この結果、差し引き6372億円のマイナスで2年連続の赤字となった。品目別では輸出が中国、台湾、メキシコ向けの液晶パネルや同材料などの増加が寄与。輸入はカタール、オーストラリア、ロシアなどの天然ガス、および製造ガスが増加要因となった。また輸入・輸出総額は、関西空港が7年ぶりに大阪港を上回った。