仙台牛 2月からタイに本格輸出 日本食レストラン向け

仙台牛 2月からタイに本格輸出 日本食レストラン向け

宮城県産の高級牛肉、仙台牛のタイ向け輸出が2月から本格化する。仙台市食肉市場を運営する仙台中央食肉卸売市場(仙台市)などの卸売企業がバンコクの日本食レストラン向けに輸出。他の現地飲食店への販路も開拓する。タイではまず日本食レストランを出店するタルゴ・ジャポン(東京都千代田区)に販売する。2月末に開業予定の日本食レストランを「センダイ・ダイニング」と名付け、仙台牛を使った料理を提供する。1月中旬にサーロインやヒレなどの約60㌔の仙台牛を同店向けに輸出する。

仙台市中央食肉卸売市場が畜産農家から仕入れた牛を食肉に加工。食肉卸のマルイ(仙台市)やフーズロイヤル(同)を通じ、センコン物流がタイほかに輸出する。仙台市も牛肉の調達や輸出を支援する。仙台牛は東日本大震災の影響で輸出が止まっていたが、タイ向けの輸出を機に巻き返しを目指す。