コーヒー1年ぶり安値 15年は生産への影響は軽微
コーヒーの国際価格が1年ぶりの安値を付けた。レギュラーコーヒーに使う「アラピカ種」の指標となるニューヨーク先物価格は、現在1㍀当たり150㌣台で推移している。世界生産の4割を占めるブラジルの大干ばつで、生産減の懸念が強まった2014年と異なり、15年は生産量が大幅には落ち込まないとの見方から、価格は下落基調にある。14年は高温・乾燥になったことを受け、1月中旬から3月上旬にかけて国際価格が上昇、3月に200㌣台に乗せていた。15年も少雨の傾向だが散発的な降雨はあり、国際需給に影響を与えるほどの被害にはならない見込みだ。