銀ザケ卸価格2~3割安 チリ産供給増などで
焼き魚商材の銀ザケの卸価格が下落している。過去最高値を付けた2014年春から2~3割下がり、国内卸価格は1㌔あたり600~650円となっている。新物の供給増と、昨年春の急騰を嫌気して起こった需要の減少が影響している。
銀ザケは世界生産の8割がチリ産で、日本で消費されるサケ・マス類の2~3割を占める。このチリ産銀ザケの今シーズン(2014年7月~15年6月)の生産量は前のシーズンから1割程度増え11万㌧程度となる見通し。そして、日本への供給量も2~3割増えるとみられている。