生薬の栽培を促進 山口県と連携協定 大阪生薬協会
大阪生薬協会(大阪市中央区)は3月18日、漢方の原料となる生薬の国内生産と安定供給を促進する連携強化を、栽培を進めていく山口県と締結した。同協会によると、現在国内に流通している生薬の8割以上が中国や東南アジアなどからの輸入品が占めている。近年、中国産は品薄と価格の高騰などが問題となっており、国内でも各地で栽培が進んでいる。山口県では農業政策の一環として、米作から生薬栽培への転作を促している。今回の協定を受けて4月以降、栽培したい農家を募り、トウキ、シャクヤク、ミシマ彩サイコ、ドクダミの4品種を栽培していく予定。